9月の花々8/オオオナモミ
今日は11月7日。
今回はオオオナモミ特集でいきたいです。
9月7日に、通勤路で発見。
何をって?
オオオナモミです。
以前、この線路沿いの空き地でオオオナモミを発見したことがありました。
調べてみたところ、2008年に見ています。
2009年は除草剤散布のため、見られませんでした。
2009年以降も、確か見ていなかったと思います。(もちろん勘違いの可能性もあり)
2012年。その場所(仮にA地点とします)でオオオナモミが育っているところを発見。
うれしくなって写真を撮りました。
「花々シリーズ」を始めていたので、今年は是非、オオオナモミの花を撮影しようと考えました。
9月10日撮影 まだ花は見つかりません。
線路の近くですが、全く別の場所です。(仮にB地点とします)
同僚の先生が、オオオナモミがある場所を記憶していて、
教えてもらって出向きました。
ここでついに花と出会えました。
雄花の赤ちゃんです。
雄花と雌花は混ざって咲くそうですが、雌花はよくわかりません。
9月19日撮影 A地点
A地点でも花に出会えました。
雄花に白い小さなものが。花びら?
9月26日撮影 A地点
雄花のアップ。どうも雌花はわからず。
9月28日撮影 A地点
雄花のアップ。
白いものを先につけた突起がわかります。
あの白いのが花粉?
9月29日撮影
A地点でもなく、B地点でもない、線路沿いの場所で、
また新しくオオオナモミを発見しました。(仮にC地点とします)
ここで初めて雄花と雌花が混ざって咲く様子を写真に撮れました。
雌花の中には、既にお馴染みの実になりかけているものもあります。
A地点でも、雄花の中にある雌花の撮影に成功。
オオオナモミの観察はついに10月に突入。
しかし、ここで予想外の展開。
10月11日朝にA地点のオオオナモミが伐採されていることに気がつきました。
実が熟したら、学校に持って行って、子どもたちに見せたいと思っていました。
ちょっと伐採のタイミングが早かったです。
仕方なく、柵から手を伸ばして届いたものを頂戴して、
学校に持って行きました。
そして子ども達と観察。
解剖顕微鏡で、刺の先がフックのように曲がっていることを観察しました。
私はもう一箇所、オオオナモミがある場所を知っています。
(仮にD地点とします)
A、B、C、D地点と4ヶ所知っています。
日本の在来種オナモミは絶滅危惧種に指定されています。
外来種のオオオナモミも今はあまり見かけません。
4ヶ所把握しているのは、なかなかの財産です。
「ひっつき虫」というと、私の感覚ではオオオナモミです。
でも今の子どもは、「ひっつき虫」=「コセンダングサ」ではないでしょうか。
オオオナモミこそ、「ひっつき虫」の親分だと言いたくて見せました。
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