花火の話26・・・打ち上げ花火の打ち上げ方2
今日は10月29日。
前投稿のつづき。
一尺玉の重さは約8kg。
これを330mまで打ち上げるそうです。
これは、「花火の話20」で載せた豊橋祇園祭りの資料と一致します↓
花火玉の大きさや、打ち上げる高さなどは、全国共通なのでしょうか?
機会があったら、調べたいところです。
花火玉を330mまで打ち上げる方法についても、番組では映像で教えてくれました。
「煙火筒」とよばれる筒を使います。
この筒に、打ち上げ用の火薬(発射薬)を入れ、その上に導火線を下にして花火玉をセットします。
火を投げ込んで、発射薬に点火すると、ガスが発生します。
そのガスが急激に膨張する力を使って、花火玉を打ち上げます。
花火玉が火に包まれた瞬間に、花火玉の中の火薬には火がつかず、導火線のみに火がつきます。
導火線は毎秒1cmずつ燃焼して、ちょうどいい高さに上がった時に、
割薬に火が入って破裂します。
この辺りの緻密な計算も花火師の腕の見せどころです。
次のサイトから引用します。
※テクの雑学 花火の打ち上げ方・・・3度目のリンク。勉強になるサイトです。
連続して打ち上げるような場合は、筒の中に熱した金属板を入れておき、
あらかじめ発射薬を導火線側に貼り付けた花火玉を、
発射薬が下になるように投げ込んでいく「早打ち」というやり方もあります。
これが豊橋祇園祭りのやり方です。
豊橋の場合は、「熱した金属板」は「焼いた鉄製の鎖」を利用しています。
さらに引用。
大規模な花火大会では、あらかじめ打ち上げに必要な煙火筒と花火玉を全てセットしておき、
遠隔地から点火する方法がとられます。点火はニクロム線で作った装置を使い、
電気的に行いますので、コンピューターによる複雑な制御も可能です。
豊橋の花火も、この打ち上げ方が多くなったと聞きます。
以上、
8月12日に放映された番組
「奇跡の地球物語 近未来創造サイエンス
花火 夜空を彩る光の芸術」の内容をまとめてみました。
いつか授業で役に立つかなと考えて。
私のブログは、授業のネタ袋でもあります。
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