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2012年9月27日 (木)

8000m以上の場所での感覚

 

今日は9月27日。

9月も押し迫ってきました。

 

8月16日放映の「夏体感!グレートサミット」(NHK)を見ました。

その中で、8000m級の山に登るとどんな状態になるかよくわかる表現がありました。

印象に残ったので、このブログに書いておきます。

 

RIMG1012  RIMG1014

RIMG1017

番組のゲストとして、日本人初で8000m14座を完登した竹内洋岳さんが登場しました。

 

竹内さんが、14座の最後に登ったダウラギリ登山の様子が、

映像で紹介されました。

RIMG1018  RIMG1015

RIMG1016  RIMG1021

最後のは雪崩の写真です。

30分ほど前に通過した場所で起こった雪崩です。

 

ダウラギリ頂上で撮影された写真です。

RIMG1011

この写真から会話が始まりました。

 

竹内:この写真を見るとなんかちょっと遠くに見えますけどね、

    あの岩は決して大きくなくて、ここからわずか、もうちょっとです。

中島:頂上は狭いんですか?

竹内:頂上は狭かったですね~。

    本当は立って写真を撮りたかったんですけれど、

    風がすごく強くて、そして寒くてですね、もう立ったりですね、

    ヤッホーなんて言っている場合じゃなかったです。(中略)

内多アナ:頂上で達成感を味わうような余裕はないんですね。

竹内:頂上について最初に思うことは、「早く帰りたい」

永井:4000mに登った時に、まだ居たい、もっと景色を楽しみたいな~(と思った)

    でも8000mというと別世界じゃないですか、

    実際どんな感覚なんですかね。

竹内:もう生命感が全くない、人間がとてもそこで生きていけるような感じがしないですね。

    私がそこにいることがあまりに不自然に見える。

    もう早くそこから遠ざかりたいという感じです。

    それは、息を止めて深い川の淵とかにぷくぷくぷく・・・と潜っていって、

    そして底に、息が続く限り潜っていって、

    底に触れて、粋が続く限りで戻ってくるような感じだと思いますね。

中山:聞いているだけで息苦しい。

RIMG1022

 

昔、淵に飛び込んで潜った体験があります。

潜っていくときは調子よく行きました。

しかし、その後に恐怖あり。

水面まで戻るときが、息苦しく、すごく距離を感じました。

今回の竹内さんの話を聞いて、その体験を思い出し、

8000mの場所での感覚がすごくよくわかりました。

 

この感覚がわかったことで、マンガ「岳」の17・18巻が楽しめました。

「岳」については、また後日。

 






 

 

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