8月中・下旬の花々6/マムシグサ・キツネノボタン・ヒレタゴボウ
今日は9月23日。
マムシグサ
山でマムシグサの花に出会うと、ドキッとします。
この花の罠(わな)を知っているからでしょうか。
雄株の筒に入ってきた虫は、脱出しようとして筒中を動き回ります。
筒の底には穴が開いていて、花粉まみれになった虫は外に出られます。
その後、雌株の筒に入ると、今度は穴がない。
上に逃げようとしても、壁はすべって登れず。
ネズミ返しのようなものもあって、ダメ。
虫は受粉のお手伝いをして、そこで死んでしまうことになります。
さあ、いらっしゃいと愛想よく笑っているように、花が見えてしまうのかな。
私の前世は、マムシグサの犠牲になった虫だったかもしれません。
写真は、実ができつつあるところ。
実にかぶさっていた皮をめくって、撮影しました。
キツネノボタン
また迷いました。
キツネノボタンか、ケキツネボタンか。
葉が鮮明に写っていないのが残念。
そう果の先がしっかり曲がっていると判断して、
キツネノボタンにしました。
6月に見たのはケキツネノボタンでした。
ヒレタゴボウ
「花カメラ」で名前を教えてもらいました。
田んぼのイネを取り囲むように生えていましたが、
ちょっと前に紹介した本「田んぼの生き物図鑑」(山と渓谷社)に載っていませんでした。
花びらに、葉っぱみたいな筋が入っているのが特徴。
和名は茎に鰭(ひれ)があり、田に生え、
牛蒡(ごぼう)状の根を持つことからつけられたようです。
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