通算2600本目の投稿/「敗れざる者たち」・・・榎本喜八
今日は4月25日。復帰まであと7日。
最近、戦争前後のプロ野球について調べていて、一人の選手に興味を持ちました。
榎本喜八さん。
1936年(昭和11年)12月生まれ。現在75歳。
長嶋茂雄さんも1936年生まれ。2月20日生まれですから、少し長嶋さんの方が早い。
背番号は同じ「3」
長嶋さんは有名ですが、榎本さんは地味であまり目立たなかったようです。
でもすごい人だったようです。
打撃の神様と言えば、川上哲治さんですが、その川上さんがこう言ったそうです。
「“打撃の神様”の称号は自分ではなく、榎本が最も相応しい」
辛口の野村克也さんも、榎本さんをほめます。
「榎本ほど選球眼のよい選手を私は見たことがない。 ボール球に手を出さないのは勿論のこと、
苦手なコースというものも殆どないのだから、捕手としてはお手上げである。
唯一苦手なのが内角高めなのだが、そこも余程速い球でないと手を出してくれない。
私の囁きもまったく通用しなかった」
「ボールを見送るとき、頭がピクリとも動かない。表情も変わらない。
王のほうが、よほど扱いやすかった。あれほどに恐ろしい打者には、後にも先にもお目にかかったことがない」
「捕手野村として、一番対戦したくなかった打者」
※以上、Wikipediaを参考にしました。
沢木耕太郎著「敗れざる者」(文藝春秋)を読みました。
この本の中で、榎本喜八さんのことが書いてあることを知ったからです。
昭和51年。
引退して数年たつのに、(昭和47年のシーズンで引退)
今もトレーニングを欠かさない選手がいるということで、取材を試みています。
打撃を極めようと努め、玄人からは高い評価をされる選手。
でもあまりに地味。
こういう選手もいた。こういう生き方もある。参考になる選手です。
今もご存命。姿を見たい。今、どのような生き方をしているのか知りたいです。
(3月22日のメモより)
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