明治7年の金星日面通過観測の写真
今日は4月17日。再スタートから4日目。
前投稿で書いた「明治7年神戸における金星日面通過観測」の写真の載っている本を
早速入手しました。
本の名前は「続 幕末・明治のおもしろ写真」(石黒敬章著/平凡社)です。
「続」ではない本も入手。両方読みました。
その写真は70-71pにありました。
著者の石黒さんは、古写真をコマめに収集している方のようです。
この写真も骨董屋さんで入手しました。
その時の様子が次のように書かれています。
ある骨董屋さんが大砲の写った珍しい写真だと売っていた。
しかしフランス語でObservatoire de Kobe(Japon)、つまり神戸の観測とキャプションがある。
黒い筒は大砲ではなく望遠鏡であろう。
それで私は金星を観測しているのではないかと目星を付けた。
長崎の写真師上野彦馬が明治7年、金星の日面通過を撮影したことを聞き及んでいたからである。
私はこの写真に(大砲でなくとも)うたれた。早速買って帰り・・・・(中略)
数多く焼き付けられ、販売された写真ではないだけに貴重なのである。
金星観測の古写真だけに、金星(きんぼし)を拾った(買ったのだけれど)といえよう。 (74-75p)
この写真にももちろん興味がありますが、
古写真を捜し歩くことにも興味あります。
この写真、いくらぐらいの値段がついていたのだろうか。
今年の金星の太陽面通過の頃に、この写真が有名になるような気がします。
石黒さんの名前もきっと出る。
古写真に関する話、まだつづく。
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