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2012年1月15日 (日)

西宮研修5・・・前より進歩していることを周りがわかっているから

   

今日は1月15日。

前投稿のつづき。

キッキョさんの勤務校体験記のつづきを書いていきます。

   

〇俳句づくりの授業でも、かけ算の筆算の授業でも、

 すでに予習で俳句は作ってあり、筆算も全問解けている子がいました。

 その子たちが教えたりしていました。

 「予習」と聞いて、ムッシュさんのブログを思い出しました。

 ムッシュさんも、キッキョさんのクラスに昨年6月に訪問して参観記を書いています。

 ※「『学び合い』の授業参観記 その1」 16

 ※「『学び合い』の授業参観記 その2」17

 ムッシュさんが

 「課題達成できない子が少なくなった場合、他の子はどうしますか」

  とキッキョさんに聞きました。

  キッキョさんは次のように答えたそうです。

 できない子を誰かが教え、他の子は予習をしている。

   

 うちの学級の場合は読書。

 読書もいいかもしれませんが、次の授業につながることを考えると、

 予習も大事だと思いました。

 どんどん吸収していこうとい受け身ではない子どもが育つし、

 学び合いでは、予習をしてきた子が活躍してくれます。

    

〇学力が心配な〇〇〇〇さん。前日にはキッキョさんとかけ算の筆算の特訓をしたとのこと。

 昼のほうかにも、キッキョ先生は、その子を呼んで、筆算の練習をしていました。

 そして5時間目算数。〇〇〇〇さんは、TTの先生に教えてもらったり、

 進んで男の子に聞いたりして、計算を解いていました。

 途中で、集中力がなくなって、少しぼっとしていて注意もされましたが、

 最後はやりとげました。 

 2年の時や1学期は、わからないと切れてどこかに行ってしまった子だったとのこと。

 落ち着いていました。うんと。

   

〇学級で学び合いを進めていくと、互いによくわかってきます。

 そうなると、学力が低かったり、少々行いが悪くても、

 以前はどうであって、それよりは進歩していることが、

 周りの子どもたちにはわかっているのです。 

 だから離れていかない、馬鹿にしない、可能性を感じて声をかけることができる。

 そんな話をキッキョ先生から聞いた・・・と思ったけどな。

 学級の雰囲気から感じ取ったのか?

    

〇杉渕先生の授業はすごく濃度が濃い授業。

 それに比べたら密度が薄い授業だとキッキョ先生。

 確かにそう思います。しかし、ゆったりした時間の中で、

 子どもたちはよく声をかけあい、話をしていました。

 キッキョ先生も子どもと話していました。

 1日学校にいても、同じ学級の子と話さないですんでしまうことは、

 キッキョ先生の学級ではあまりないだろうなあと思いました。

 子ども同士の横のつながりが、授業で作られていることを感じました。(つづく)

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