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2011年7月 2日 (土)

炭酸飲料にどうやって炭酸ガスを入れるの?/ガスの語源

  

今日は7月2日。

最近疑問に思ったこと。

  

理科で、気体の二酸化炭素が解けた水溶液が炭酸水だと教えました。

実際、炭酸水「ウィルキンソン タンサン」を買ってきて、

原材料の表示を見ると、「水、二酸化炭素」とあります。

そこで、今度は炭酸飲料を買ってきました。

「三ツ矢サイダー」にしました。

これも二酸化炭素が入っていると思いきや、

原材料名には二酸化炭素が入っていません。なぜか?

砂糖類、香料、酸味料とあります。

     

RIMG0065サイダー炭酸水 左「三ツ矢サイダー」 右「ウィルキンソン タンサン」
RIMG0066原材料名表示 
    

 

「三ツ矢サイダー」どうやって二酸化炭素を注入するかがまず解決するところですね。

この「酸味料」に秘密があるのでしょうか。

今日は調べていこうと思います。

 

     

    

二酸化炭素のことを炭酸ガスと言います。

調べていたら、この「ガス」について面白いことを知りました。

「ガス」は人名だったという説。

炭素が燃えて、気体(炭酸ガス)が発生したことを発見した人が「ガス」さん。

だから炭酸ガスのことを「ガス」と言うようになりました。 

今は炭酸ガスに限らず、ガスですが。

※参考:「炭酸ガス」php

   

本当か?と思ってもう少し調べたら、

違う説があり。

ベルギーの医者・化学者ヤン・フォン・ヘルモント(J. B. von Helmont 1577-1644)は、

木炭を燃やした時に出る気体の研究を行い、

その気体のことを「気のガス、森のガス gas sylvestre」と呼びました。

今日の二酸化炭素のことでした。

この当時には既に、果実等の発酵の際に生じる「空気」や、

ろうそくの炎を消す「空気」など、

大気とは若干性質の異なる「空気」があることもわかってきていました。

ヘルモントは大気に似た、当時としては捕らえどころのない気体のことを、

ギリシャ語の「混沌(カオス Chaos」に因むベルギー・フランダース地方の方言で書き記し、

それがなまって「ガス」と発音されたのが、今日の「ガス」という用語の起源とされています。

「ガスgasの語源は何?」html

   

その他調べましたが、どうやら後者の説が有力です。

ヤン・フォン・ヘルモントという人物もなかなか波乱の人生を歩んでいて、

それはそれで面白そうです。

※参考:「Wikipedia ヤン・フォン・ヘルモント」88

    

     

※参考:「ここでも道草」「炭酸飲料にどうやって炭酸ガスを入れるの?2」html

     「ここでも道草」「炭酸飲料にどうやって炭酸ガスを入れるの?3」html

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