「なぜかクラスがうまくいく教師の・・」からの引用
今日は4月13日。
次の本を読みました。
なぜかクラスがうまくいく教師のちょっとした習慣 俵原正仁 学陽書房 2011-03-11 売り上げランキング : 32446 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
自然な感じで「C」ZONEの子に近づくには、
AやCの行動をした時以外の、
Bの行動の時に、近づいていけばいい。
ということです。こうすることで、その子とのかかわりの回数を増やすことができ、
教師とその子の間に信頼のパイプをつなぐことができるのです。(15p)
※いいなあ、この発想。なるほど!と思った発想です。
俵原先生の講座のまとめはここに。
「2010年12月26日」.html 「2009年12月26日」970c
この講座で聴いた話が本になっている感じでした。おかげでさらに血や肉になっていく気がしました。
「できたか・できていないか」では、すべての子どものがんばりに対応できません。
「伸びたか・伸びていないか」で対応しよう。(21p)
昨年度は意識していました。
その結果、「ひいきしている」と子どもたちに言われることもありましたが、
説明すると納得していました。
名前を呼ぶ。
このことを意識するだけで、子どもとの距離はぐっと近づきます。
そして、子どもたちとのつながりのパイプは太くなっていくのです。(中略)
学期はじめでしたら、1日10回を目標にしたらどうでしょう。
もちろん、クラスの子全員にです。(中略)
30人以上のクラスでは、
少しハードルが高い目標化もしれません。
でも、人数の多いクラスの担任ほど意識してがんばってほしいのです。(32p)
※やるとやらないでは大違い。・・・・だと思っています。
「今の隼人君の発表はよかったですね。
でも、その隼人君の発表をうなづきながら聞いていた木村さんもよかったです。
木村さんのようにしっかり聞いている人がいるからこそ、
発表も生きてくるんです。」
とくに4月当初には、意識して聞き手をほめることをおすすめします。
発表する子ばかりにスポットをあてていると、
発表する子が固定化しして、ほかの子から浮いてしまう場合があるからです。
逆に、聞き手を育てていくと、どんな発表をしても、
みんながしっかり聞いてくれるので、
自信がなくても発表してみようかなという気になるようです。
発表する子ばかりをほめていたら、
逆に発表する子が減っていくのに対して、
発表しない子をほめていくと、発表をする子が増えていくのですから、おもしろいものです。(57p)
※今年度は、もっと意識してやっていきたい。
いない時こそほめまくれ
というものです。これには、二つの意図があります。
一つ目は、〇〇くんのモチベーションアップです。
このほめられた事実はいずれ、〇〇くんの耳に入っていくでしょう。
〇〇くんはもっとやる気になるに違いありません。
二つ目は、クラスの中に「〇〇くんはがんばっている」という
事実を広めていくということです。クラスの中での〇〇くんへの見方を変えていくのです。
これもプロデュースの一環です。(73p)
※悪口はこの逆。いない時に悪口を言われ、間接的にそれを知った時はつらいよね。
「(前略)けんかをしないのが友だちなんかじゃない。
けんかをしても、仲直りできるのが本当の友だちなんだよ。」
※いつか子どもたちに言う時が来るかな。
給食当番は白衣(エプロン)の準備ができた順に、くじを引きます。
何を運んでくるのかをくじで決めているのです。(中略)
くじで決めることによって、公平かつ遊びの要素が加わるのです。
早く準備ができた子から、くじを引くので、
早くくじを引きたい子は急いで準備するようになります。(95p)
※今年度はこのやり方でやることを子どもたちに言いました。
楽しくなりそうです。
スピードにこだわるなら、
「取りかかりのスピード」と「やめるスピード」ということになります。
サッと取りかかれる。
自分がまだ途中でもサッとやめることができる。
これは、意識の問題です。しかも、ほかの場面でも応用できる力です。
「取りかかりのスピード」と「やめるスピード」を鍛えましょう。
意識の高い、子どもを育てるために・・・。(104p)
※大賛成のスピード。やめるスピードが速くないと、取りかかりのスピードは遅くなります。
表裏一体のスピードです。
教材研究は、何のためにするのでしょうか。
いろいろな理由を挙げることができると思いますが、私が気に入っている理由の一つが、
「教材研究は、教師が笑顔で授業をするためにおこなう」というものです。
しっかり教材研究をおこなった時には、
次の日の授業が待ち通しくありませんか。
はやく授業がしたくて、ワクワクしますよね。
自然と教師は笑顔になるはずです。それがいいのです。
笑顔の教師が、笑顔の子どもたちを育てるからです。(107p)
※今日も、授業が待ち遠しくなるように教材研究をするぞ。
自転車操業的な教材研究ですが・・・・。
講座で聴いて、そして本で読んで、さらに実践して、だんだん自分のものにしていきたいです。
もちろん、わたしも熟読してます(笑)
投稿: せきちゃん | 2011年4月13日 (水) 21:24
お久しぶりです。
新学期ですね。目の前の生徒さんたちのことを考えると、やる気も起きるというわけですね。
常に前進を続ける道草さん、素晴らしいと思います。
そんな先生に自分も教えてもらいたかったなあと、昔を振り返ってしまいます。
いい実践か、自分に合わない実践か。やらなければわかりませんね。
今の学年の子どもたちに、この実践がいい効果を上げることを楽しみにしています。
また、ブログで教えてくれますよね。
3月の卒業式を終えたら、またここで教えてください。
どんな仕事でも、成長をあきらめたら終わりですね。
自分も頑張ります。
投稿: hot tea | 2011年4月13日 (水) 23:25
せきちゃんへ。
コメントをありがとうございます。
もちろん熟読していますよね。
俵原先生がいつも言われていることが書いてありました。
投稿: いっぱい道草 | 2011年4月14日 (木) 04:20
hot teaさんへ。
前の学年で良かったから、次の学年でもと思っていろいろ実践しますが、
必ずしもうまくいくとは限りません。
結局その年はその年らしい実践になっていきます。
今から1年、どうなっていくか。
まだまだこれからです。
お互いに頑張りましょう。
投稿: いっぱい道草 | 2011年4月14日 (木) 04:24