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2011年1月 7日 (金)

始業式の日の朝に動画/「先生は胸に激しい痛みが走った」

 

今日は1月7日。

いよいよ3学期始業式の日。

それに先立って、ムッシュさんからタイムリーな映像を紹介してもらいました。

http://mussyusiawase.blog.so-net.ne.jp/

    

私のブログにもその画像を埋め込みたいです。

ある女の先生と教え子との交流です。

 

   

映像で次はどのような展開になるか、ドキドキして読むのが最適なのですが、

この映像がいずれ何らかの理由で消える可能性があります。

そこで、文章を下にうっておこうと思います。

映像が消えてしまったら、ここを読もう。

   

     

    

ある小学校で

いいクラスをつくろうと

一生懸命な先生がいた

   

その先生が五年生の担任になった時、

   

一人、服装が不潔でだらしなく、

遅刻をしたり、居眠りをしたり

みんなが手を挙げて発表する中でも

一度も手を挙げない少年がいた

   

先生はどうしてもその少年を好きになれず

いつからかその少年を

毛嫌いするようになった

    

中間記録に先生は少年の

悪いところばかりを

記入するようになっていた。

    

ある時、

少年の一年生からの記録が目に留まった。

    

そこにはこう書いてあった

    

「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。

勉強もよくでき、将来が楽しみ」とある。

     

間違いだ。他の子の記録に違いない。

先生はそう思った。    

     

二年生になると、

「母親が病気で世話をしなければならず、

時々遅刻する」

と書かれていた。

   

三年生では

「母親の病気が悪くなり、疲れていて、

教室で居眠りをする」

      

三年生の後半の記録には

「母親が死亡。

希望を失い、悲しんでいる」とあり、

    

四年生になると

「父は生きる意欲を失い、

アルコール依存症となり、

子どもに暴力をふるう」

    

先生の胸に激しい痛みが走った。

    

だめと決めつけていた子が突然、

深い悲しみを生き抜いている

生身の人間として

自分の目に立ち現れてきたのだ。

    

先生にとって目を開かれた瞬間であった。

    

放課後、先生は少年に声をかけた。

    

「先生は夕方まで教室で仕事をするから、

あなたも勉強していかない?

分からないところは教えてあげるから」

 

少年は初めて笑顔を見せた。

    

それから毎日、少年は教室の自分の机で

予習復習を熱心に続けた。

    

授業で少年が初めて手をあげた時、

先生に大きな喜びがわき起こった。

   

少年は自信を持ち始めていた。

    

六年生では先生は少年の担任ではなくなった。

   

卒業の時、

先生に少年から一枚のカードが届いた。

  

「先生は僕のお母さんのようです。

そして、いままで出会った中で

一番すばらしい先生でした」

   

それから六年。またカードが届いた。

    

「明日は高校の卒業式です。

僕は五年生で担任してもらって、

とても幸せでした。

おかげで奨学金をもらって

医学部に進学することができます」

   

十年を経て、またカードがきた。

そこには先生と出会えたことへの感謝と

父親に叩かれた体験があるから

感謝と痛みが分かる医者になれると記され、

こう締めくくられていた。

   

「僕はよく五年生の時の先生を思い出します。

あのままだめになってしまう僕を

救ってくださった先生を、

神様のように感じます。

    

大人になり、医者になった僕にとって

最高の先生は、

五年生の時に

担任して下さった先生です。」

   

そして一年。

   

届いたカードは結婚式の招待状だった。

   

「母親の席に座ってください」

    

と一行、書き添えられていた。

    

先生は嬉しくて涙が止まらなかった・・・・・

      

   

      

   

   

こうやってうつことで、血や肉になってほしいです。    

「心に響く5つの物語」(致知出版社)に載っている話だと聞きました。

その本もまた手に入れてみよう。

さあ、3学期最初の学級通信を書いて、出勤だ。

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始業式の日の朝に動画/「先生は胸に激しい痛みが走った」を参照しているブログ:

コメント

 私この本を持っています。

 お勧めですよ!


 他にもまさに「心に響く」話が載っています。

 この出版社が出している雑誌「致知」もいいですよね。

ふっとわーくさん、おはようございます。
コメントをありがとうございます。
まだこの本注文していませんでしたが、
ふっとわーくさんのお勧めで行動に移します。
注文しよっと。

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