大宮報告7/絶対的な基礎/イチローも素振りをやめない
今日は1月10日。
前投稿のつづき。
1月8日「教育のてつじん倶楽部 2011冬の実践講座」で勉強したことを書いていきます。
☐教育の鉄人 杉渕鐵良先生の講座 その2
・杉渕先生のメルマガ(1342号)によると、8日当日に予定を変更して、
実技講座にしたとのこと。
その理由の部分を転載。
実際に体験してもらう。
その中で語ることにした。
知識だけを持ち帰っても、役に立たないことが多い。
それは、体験を通していないからである。
ユニット授業を体験する。
これだけだと、自分の体験だけ。
「班学」を行うと…
・できた、できない。 ・うまくいった、うまくいかない。 ・わかった、わからない。
・仲間との呼応 ・コンビネーション ・「つなぎ」 ・合わせなどなど、
「個」ではわからないものがわかる。
頭でわかるのではない。
体を通してわかるのである。
この「感覚」が大切。
子どもたちの戸惑いも理解できる。
実際、立ったり座ったりしていろいろな体験をした。
それでは学んだことを列挙。
・学習に「厚み」「深み」「高み」を持たせる。
厚み・・・いろいろなヴァリエーションで学習。
たとえば音読。追い読み、超高速読み、一斉読み・・・
こうやっていろいろなやり方で学習。簡単には揺るがない厚みのある学力になる。
(ずっと前にもこの話は聴いている。またじわっと体に話が染みてきた。)
深み・・・根になるような絶対的な基礎。
たとえば10マス計算。ただ足すだけなら簡単。でもスピードを意識させると難しい。
レベルをあげて計算させる。確実さを増させる。
イチローや松井が素振りをやめることはない。状況を頭に浮かべて素振りをしている。
(レベルをあげて素振りをしている)
高み・・・できるなら上の学年の学習内容にも挑戦させる。辞書引きは3年からじゃなくていい。
・10マス計算の体験を何度かやる。リレーでやる。班対抗戦。
・一番やっかいなのは、あまりのある割り算。かけ算、ひき算の要素も入り難しい。
・「雨ニモマケズ」の音読。班ごとにいろいろ読み方を相談して読む。発表。
・子どもたちに考える時間をたくさんあげても無駄になる。(中間発表を入れながら考えさせる)
・「かさこじぞう」の音読。やはり班で相談して読む。
「ええ、まつはいらんか。おかざりのまつはいらんか。」(まつを売る人)
「ええ、かさや、かさやあ。かさこはいらんか。」(おじいさん)
この2人の会話を劇風にやったりした。
・歌の指導。
インディアンの声。体の響くところを見つけて、発声練習。頭の上、鼻、胸、喉など。
地声→音読の声→歌声 の順で響かせる。
歌ったのは「手紙~拝啓 十五の君~」
気持ちよく歌ったなあ。
「か」の字で歌いかたを指導される。
2画目がすんだら、書かないけどくるっと右回りで円に書いて、右上の3画目を書く。
そのイメージで、「この手紙~~~読んでいるあなたは」を歌う。
う~ん、文章では表現しにくい。気持ちよくその場では歌ったけど。
・先に段を与え、その後その段の実力をつけさせる。そういうこともある。
・見込んでAを与え、後で実力をAにする。(そういう場合があってもいいと思う)
◇懇親会
・東京、埼玉、岡山、長野、北海道の人と話す。
こういう機会じゃないと話さないよなあ。北海道の3学期は、17日からだそうです。
長野県は12月28日まで子どもたちは学校に通っていた。
会が終了してすぐに大宮駅へ。
埼玉県のお土産の定番「草加せんべい」を買って、新幹線に乗車。帰路につく。
帰宅は午後11時20分ごろ。
収穫多き日でした。
「大宮報告」完。今日でやっちゃうぞと決めていたので、やり遂げた。
勉強になりました!
文章がスッキリしていますね。
他人に説明する意味も込めて、
アウトプットする。
改めて必要なことだと感じました。
ありがとうございます!
投稿: こたぼっちゃん | 2011年1月11日 (火) 05:58
こたぼちゃん、またまた登場、ありがとうございます。
役に立ったようで何より。
講座に行くとこうやってブログでまとめるのが恒例になっています。
少しでも講座の内容が、
血や肉になってほしいと願いつつ。
また明日から実践。
投稿: ここでも道草 | 2011年1月11日 (火) 21:46