今度の授業で使うドラマ「広島 昭和20年8月6日」
今日は11月21日。
もうじき社会科の授業で広島の原爆を扱う。
「一瞬」にして、人間の夢なんか吹き飛ばし、
命を奪ってしまう原爆の恐ろしさを伝えるために、
次のドラマのラスト12分間を見せたい。
ドラマ「広島 昭和20年8月6日」(TBS 2005年8月29日放映)
昭和20年7月16日~8月6日までの20日間を描いたドラマ。
後に原爆ドームと言われる産業奨励館のすぐ近くで旅館を営む矢島家。
両親を早く失った長女志のぶ(松たか子)が切り盛りしていました。
次女信子(加藤あい)は小学校の代用教員。
三女真希(長澤まさみ)は女学生。
末っ子の長男年明(冨浦智嗣)は少年飛行兵に志願して出征。
家族から愛されていた犬が、五番目の兄弟姉妹で「ゴロー」。
2時間30分のドラマ(CMも含めて)のうち、
ほとんどが3姉妹を主人公にしたホームドラマ。
いろいろあって、3姉妹とも幸せをつかもうとします。
8月6日朝。志のぶは、3年ぶりに大好きな人と会う約束をしていました。
結婚した信子は、妊娠したことを旦那さんに伝えようとします。
真希は姉が作ってくれたバレエシューズをもって友だちのもとへ。
2人はバレリーナを目指して練習を始めました。
みんな未来を信じて。
2時間以上かけて積み上げてきたドラマが、一発の原爆で「一瞬」で壊されます。
それがラスト12分間です。
原爆の恐ろしさを伝えるいい映像資料と思います。
原爆の爆風の凄さを伝える場面もあります。
郊外を走る列車の窓ガラスを木っ端微塵(こっぱみじん)にする爆風。
そして黒い雨。熱線で体は消滅してしまったが、傍らの石に影の残した場面。
一人残された弟が、原爆の語り部になって、
2度とこんな悲劇を繰り返してはならないと高校生の前で話します。
ラスト12分間に凝縮されています。
5年前に録画した番組を初めて授業で使います。
購入もできるようです。よかったら。
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