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2010年10月10日 (日)

修学旅行3 知足の蹲踞(つくばい)

     

今日は10月10日。

かつてこの日が「体育の日」であった頃、

指導していた部活動の大会が必ずあって、

10年間は休みではありませんでした。

今日は休み。この日の休みは特別な気持ちです。

   

竜安寺に面白いものがありました。

知足の蹲踞(つくばい)です。

※【つくばい】=茶室の庭先に低く据え付けた手水(ちょうず)

RIMG0068つくばいのアップ      
   

RIMG0066 RIMG0069つくばいの看板 
※↑つくばいのある場所。

  

中心の口を共有すれば、

「吾れ唯足ることを知る」となり、

「知足のものは貧しといえども富めり、不知足のものは富めりといえども貧し」という禅の格言を図案化したもの。

この格言の意味が今一つわかりません。

どこかにいい説明がないかさがしました。

  

この説明が良かったです。

※「しこたまらいふ」http://blog.goo.ne.jp/q7yachan/c/8d7c0f6e0d0f75240dbf09e263707a37

01b204cfc2acc86bc876beb804cb0978 

足ることを知らない者は、裕福であっても心が貧しい。

足ることを知る人は、貧しくとも心が豊かである。

京都に住んでいたとき、近くに石庭で有名な竜安寺がありました。

そこの蹲踞(つくばい)に書いている文字がこれです。知足ともいいます。

欲というものは、際限がないもので、お金を儲ければもっと儲けたいと思うし、

おいしいものを食べればもっと食べたくなる。

女性にもてればもっともてたいなんて思っちゃいます

まぁ、そうだから小人は努力するんだろうし、いろいろ研究したりもするんですけどね。

でも、どこかで思い切らないと際限がなくなって、

地位や権力、名誉、お酒やバクチや女。。。いろんなものに溺れて人としてのバランスを崩してしまいます。

何が幸せなのかを見極める力がないとダメなんだけどね・・・
     

     

「小欲知足」という4字熟語を思い出します。

意味は「欲望が少なく、わずかばかりのことで満足すること」です。

人生、これさえやってたらもう十分、そんな境地になれたらと思います。

 

このつくばいは水戸光圀公が「大日本史」編纂にあたり寺の協力を得ました。

その礼として寄進したものと伝えられています。

口を中心にして、4つの漢字を上下左右に並べる発想が面白い。

他にはできないかと思ってしまいます。  

      

 

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