玉砕2 鬼太郎が見た玉砕
今日は9月11日。
前投稿のつづき。
2007年に録画した番組が見たくなりました。
「NHKスペシャル 鬼太郎が見た玉砕~水木しげるの戦争~」
録画したままほたらかしでした。
しかし、「金とく 生き延びてはならなかった最前線部隊 ~ニューブリテン島・ズンゲン支隊~」を見て、
いいきっかけをもらいました。
それが8月12日。(なんと偶然にもこの日、「鬼太郎が見た玉砕」の再放送あり)
水木しげるさんの本「総員 玉砕せよ!」(講談社文庫)のドラマ化。
ズンゲン支隊の玉砕、そして生き残った者たちが再び戦場へ。
実際には、生き残った人たちは、戦わずに生き残りましたが、
ドラマ(原作でも)では全員が戦死します。
ドラマの中で、支隊の一人がワニに食べられてしまうシーンがありました。
玉に当たって死ぬ恐怖だけでなく、
ワニの恐怖もあったのです。
水木しげるさん自身がワニの恐怖を語る映像を、
見ることができるサイトを見つけました。
※「戦争証言 アーカイブス 水木しげるさん戦争体験」
http://cgi2.nhk.or.jp/shogenarchives/shogen/movie.cgi?das_id=D0001130006_00000
こんな話をしています。
危険な河とかワニがいて、すぐ真っ先にやられるんですよ。
で、ワニってヤツはね、海水には弱い。
だから海水にまざった所を土人は通ります。
ワニは海水はまずいらしいね。だから海水でない所に住んでいます。
だからネープル湾っていうワニがいる所は
土人たちは海水と混ざり合った河口を渡っていましたね。
で、普通の所は危ないからあれしないんです。
Q:ワニを見た事あるんですか。
あります。しょっちゅういます。目だけだしてこうして見ている。
目と鼻だけ出してね。しょっちゅういましたよ。
Q:日本にいない動物だからびっくりしますよね。
動物だからって言うよりもね、予想を超える敏捷さです。
食べられるときは。だから動物がワニ見て安心してはいかん。
ものすごい早さだから。もう、ぱっと見付かったらおしまいですよ。
河を渡るときは。だから海の方の海水を渡った。
ちょっとでも普通の所をちょっとでも渡るともうダメ。すぐ食べられますよ。速いです。
Q:ワニに襲われた人もいるんですか。兵隊で。
いますいます。ちょっと洗濯しただけで失敗する。
洗濯したらダメです。ぱっと手を引きずり込むんだから。
だから初めの頃はワニの速さが分からんから洗濯して2~3人兵隊が死んだけれどね。
それでもう危険だから洗濯するなって事になったわけです
こういう尋常ではない状況に置かれるのも、戦争のため。
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