「牙」に「にすい」で「冴える」
今日は9月12日。
先日、6年の教室で、「冴」と書いたハンカチが落ちていました。
「きば」と読んでいる子がいましたが、惜しい。
「さえる」です。
ここでふと疑問。
「牙」「冴える」・・関係なさそうですが、「牙」に「にすい」が付くとなぜ「さえる」になるか?
調べました。
部首「にすい」は、寒いとか、寒さによる水の凝固に関する意味があります。
「冷」「凍」がその通りであるし、
「寒」「冬」の部首も「にすい」です。
「牙」に「にすい」の「冴える」にも、
寒さに関する意味があります。
国語辞典によると、
1.寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。
2.くっきりと澄む。はっきりと見える。
3.楽器の音などが、濁りがなく鮮明である。
4.色が鮮やかである。顔色や表情についてもいう。
5.頭の働きやからだの調子などがはっきりする。
6.腕まえや手際などが鮮やかで優れている。
7.(多く打ち消しの語を伴って)ぱっとしない。満足できない。
1.の意味が基本なのでしょう。
でも、なぜ「牙」と「にすい」なのでしょう。
調べていくと、同じ「さえる」を「冱える」と書くことがあるそうです。
そして「冱」が正字で、「冴」が俗字と漢字辞典に説明してありました。
ムム、ムム。
俗字とは「正字ではないが世間一般に使われている漢字」だそうです。
う~ん、行き詰まり。
今日はここまで。
誰のだったんだろ
投稿: nayuta | 2010年9月12日 (日) 20:44
お、nayuta君、いよいよ登場ですね。
これからもコメントをたのみます。
投稿: いっぱい道草 | 2010年9月13日 (月) 06:13