2学期の学級に「ふれあい囲碁」
今日は8月27日。
1学期の反省で、6年3組はまだまだ同じ学級にいながら子ども同士の交流が少ないことを感じました。
どうにかしたい。
そう思って突入した夏休み。
念ずれば通じる。
2つのことを知りました。
一つは『学びあい』、もう一つは『ふれあい囲碁』です。
「ふれあい囲碁」は同じ職場の先生が紹介してくれました。
特にこの先生に薦められると、やってみようかなと前向きになります。
貸してもらった本を2冊読んで、6年3組に導入したいと思いました。
1冊は「ふれあい囲碁」を始めた囲碁棋士の
安田泰敏さんの著書「命を救う『ふれあい囲碁』」(生活人新書)です。
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こんな文がありました。(太字は私が表現)
小学生も中学生も高校生も、
皆が望んでいるのは、
「自分の傍らにいてほしい」「自分の話を聞いてほしい」「自分のことを見守ってほしい」
ということなのです。
そして一番の解決策は、先生と一対一で遊べば良いのです。
難しいことでも何でもありません。
ただそれだけなのです。
教師が好きになって初めて学問が好きになるのです。
信頼関係無くして何が生まれますか?
普段の休み時間に子どもと遊んでいる先生のクラスは、
生徒も先生も目が生き生きしています。
問題が起きてからではなく、
普段の生活が大事なのです。(132p)
ふれあい囲碁なら継続できるかなと前向きに考えられました。
今の様々な社会問題の根底には、人の孤立があります。
核家族化が進み、家庭の中も細分化しています。
これは、ある意味においては、皆が望んで完成した社会ではあります。
子どもから老人まで、一人で生きていくためには、
とても都合の良い便利な社会なのです。
しかし、様々な問題が起きたということは、
結局、人は一人では生きていけないのです。
私は、囲碁を通して、
人と人をつなぎ心をつなぐ「ふれあい囲碁」活動をしています。(中略)
人がつながり心がつながると、
人は凄い力を発揮して光り輝きます。
孤立を無くし、全ての人が認め合える社会になれば、希望が見えてきます。
(218p)
上記の文を変えて、「孤立を無くし、全ての人が認め合える”学級”」を目指したいです。
人と人がつながり、心がつながる・・・・・。
そのキーワードは「楽しい」と「感動」、そして「共感」だと私は確信しています。
なるほど~この3つのキーワードは納得です。
もう1冊は「教育トークライン 2010 8月号」
新潟県見附市立新潟小学校の田代勝巳先生の文章から、
「ふれあい囲碁」の魅力が伝わってきます。
ふれあい囲碁には、大きな魅力がある。
まずは、クラスの中があたたかい雰囲気になるということだ。
男女が肩を寄せ合って、
互いに教え合いながら、囲碁をやり始める。
「そこにおくと・・・・」「あ~そうか!」などと言い合いながら、
いつの間にか夢中になっていく。
ほほえましい場面が自然と見られるようになってくる。
次に、負けても、またやりたくなるという魅力がある。
普段は負けるとすごく悔しがる子も、
なぜかふれあい囲碁では、
「あっ、そうか」と負けを素直に受け入れるようになる。
そして、「もう一回やろう」とまた始めている。
さらに、ふれあい囲碁は、
頭を使う知的な遊びであるということだ。
相手と自分の石の空間配置、視点の変え方、
継時処理と同時処理など、様々な能力を駆使している。
その知的な内容が、ふれあい囲碁の大きな魅力の一つである。(30p)
魅力的です。
今の学級の実態を好転させるためには有効です。
まずはやってみます。
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