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2010年8月16日 (月)

飯田線 川村カ子ト(かねと)

   

今日は8月15日。

8月5日放映の「全国百線鉄道の旅 飯田線」より。

この番組で印象に残ったことを書いてきて、これが3本目。

    

川村カ子トさんのことが紹介されました。

070103kawamura ←川村カ子ト(昭和16年)

              http://takedanet.com/2007/01/post_1ab1.html
 

    

飯田線は、豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道の4社が、

戦時中に国有化・統合してできた鉄道です。

カ子トさんが活躍したのは、三信鉄道です。

テレビで見たこと、Wikipedia(下記)を参考に書いてみます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9D%91%E3%82%AB%E5%AD%90%E3%83%88

    

三信鉄道は、急峻な山岳地帯の難工事区間であった三河河合~天竜峡での測量・現場監督を、

カ子トさんに頼みました。

カ子トさんは、アイヌ人の測量士。

山地での測量技術にすぐれていたことから、依頼されました。

こんな愛知や静岡の山奥に、

北海道のアイヌ人がやってきて活躍したなんて意外な話です。

アイヌ人であることで、カ子トさんはひどい事もされたようですが、

執念で乗り越えました。

鉄道建設の現場には、朝鮮人も働いており、

日本人と朝鮮人とでトラブルが多々あったようですが、

カ子トさんのリーダーシップの下、工事を完成させました。

昭和12年(1937年)のことだったそうです。

昭和35年(1960年)には、飯田線の功労者として招待され、

この功績が飯田線関係者から称えられました。

現在では、カ子トさんのことを扱った合唱劇「カネト」が公演されているようです。

※参考:合唱劇「カネト」HP

http://www.kaneto.com/index.html

合唱劇「カネト」は、その気になりさえすれば、案外近くで公演しているので見に行けそう。

Photo_071014_l
      

    

   

身近だった飯田線が、この番組を見たおかげでより身近になりました。


 

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