飯田線 川村カ子ト(かねと)
今日は8月15日。
8月5日放映の「全国百線鉄道の旅 飯田線」より。
この番組で印象に残ったことを書いてきて、これが3本目。
川村カ子トさんのことが紹介されました。
http://takedanet.com/2007/01/post_1ab1.html
飯田線は、豊川鉄道・鳳来寺鉄道・三信鉄道・伊那電気鉄道の4社が、
戦時中に国有化・統合してできた鉄道です。
カ子トさんが活躍したのは、三信鉄道です。
テレビで見たこと、Wikipedia(下記)を参考に書いてみます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9D%E6%9D%91%E3%82%AB%E5%AD%90%E3%83%88
三信鉄道は、急峻な山岳地帯の難工事区間であった三河河合~天竜峡での測量・現場監督を、
カ子トさんに頼みました。
カ子トさんは、アイヌ人の測量士。
山地での測量技術にすぐれていたことから、依頼されました。
こんな愛知や静岡の山奥に、
北海道のアイヌ人がやってきて活躍したなんて意外な話です。
アイヌ人であることで、カ子トさんはひどい事もされたようですが、
執念で乗り越えました。
鉄道建設の現場には、朝鮮人も働いており、
日本人と朝鮮人とでトラブルが多々あったようですが、
カ子トさんのリーダーシップの下、工事を完成させました。
昭和12年(1937年)のことだったそうです。
昭和35年(1960年)には、飯田線の功労者として招待され、
この功績が飯田線関係者から称えられました。
現在では、カ子トさんのことを扱った合唱劇「カネト」が公演されているようです。
※参考:合唱劇「カネト」HP
http://www.kaneto.com/index.html
合唱劇「カネト」は、その気になりさえすれば、案外近くで公演しているので見に行けそう。
身近だった飯田線が、この番組を見たおかげでより身近になりました。
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