2010夏の講座/「学び合い」
今日は7月31日。
やっと1週間前(7月24日)の「鉄人倶楽部 関西 2010夏の講座」についてまとめます。
印象に残ったことを箇条書きで書きならべます。
どうにか血や肉になってほしいと思います。
☐第1発表 K友行先生「学び合いで育った子どもたち」
・以前から、K先生の「学び合い」について話を聴く機会はあったけど、今回最もよく理解できた。
・「学び合い」の考え方・・・教育の目的は、人格の完成を目指す子どもを育てること
より具体的に言うと「やる気づくり」「コミュニケーション能力づくり」
学校観=学校は、「みんなができる」場所である。
指導観=教師の一番の役割は、学習の場をマネージメントすること
(課題設定、評価、教材作成、学習環境づくり)
児童観=学習の主体は子ども自身である。子どもたちの力を信じて任せる。
・子どもたちはなぜ学校に集められるのか。そこから考えているところが共感できた。
・集団になると力になる。目標を子どもたちに与えれば子どもたちは頑張る。脳の中に「頑張りたい」という気持ちは必ずある。
・子どもたちの文章を読むと、子どもたちが「学び合い」の意図がわかっていると感じた。
たとえば・・・
(先生としか話せなかった子の作文)わからなくて、いつもできなかったけど、
みんな教えてくれたから、つぎからわたしがもしもわかったら、
つぎからわたしが教えてあげる。
できなかった子がやる気を出し、さらに他の子とのつながりもできている。
「学び合い」とは、みんなと一緒に勉強したり、苦手な人に教えることです。
そして、男女関係なく教えてもらうことです。
私も国語や算数や社会が大嫌いだったんだけど、
友達に教えてもらって私はこう思いました。
「”学び合い”っていいなあ~」
それから、私は最近男の子たちに教えるようになりました。
なので、みなさんも男の子、女の子に関係なく、教えてあげてくださいね。
お願いします。
私はこのクラスに来て「学び合い」ということを知りました。
前のクラスでは何でも「先生!先生!」と言ってばかりでした。
でも、このクラスで「学び合い」に出会って変わりました。
(中略)「学び合い」とは、自分ができたら「OK」とか、
友達ができたら「OK」ではなく、クラス全員ができてはじめていいのです。
一人も見捨てずに。
私が「学び合い」に出会ってよかったことは、
知らない子でも勉強を教えたり、教えてもらったりしたら
とても仲良くなったりして会話が増えます。
そういうところがよかったです。(中略)
「学び合い」で成長したことは、
わからなかったら「わからない!」と自分で言えて行動したり、
わかる人はわからない人に「わかる?わかる?」と聞いていけたところです。
これから5,6年生になっても、
4年生に習ったことを忘れずに生かしていきたいです。
「学び合い」はどうやって、子どもたちにどんな変化をもたらすかよくわかる。
・担当している6年3組。子どもたち同士の交流はまだまだ。「学び合い」は大きなヒント。
夏休みに、「学び合い」の勉強をしたい。
(次の投稿につづく)
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