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2010年7月29日 (木)

松代象山地下壕見学

RIMG0067地下壕のカンバン上のカンバン     

     

RIMG0067地下壕のカンバン下のカンバン

      

長野県長野市の松代象山地下壕の見学をしました。

20年ほど前に一度来ています。

その時は見学時間が短くてゆっくり見られませんでした。

今回は余裕をもって見学しました。

     

入り口でいただいたチラシの説明を転記します。

    

松代象山地下壕は、太平洋戦争の末期、

軍部が本土決戦最後の拠点として極秘のうちに、

大本営、政府各省などを松代に移すという計画の下に構築したものです。

着工は昭和19年11月11日午前11時。

翌20年8月15日の終戦の日まで、約9カ月の間に

当時の金で約2億円の巨費とおよそ延べ300万人の住民及び

朝鮮人の人々が労働者として強制的に動員され

1日3交替徹夜で工事が進められました。

食糧事情が悪く、工法も旧式な人海作戦を強いられ、

多くの犠牲者を出したと言われています。

   

松代地下壕は、舞鶴山(現気象庁精密地震観測室)を中心に、

皆神山、象山の3か所に碁盤の目のように掘り抜かれ、

その延長は10キロメートル余に及んでいます。

全行程の75%の時点で終戦となり工事は中止されました。

    

戦後は、訪れる人も少なく忘れ去られようとしていましたが、

太平洋戦争の遺跡として多くの人々に

この存在を知っていただくため

平成元年から見学できるように整備したものです。

        

     

20年前に行った時は、見学がOKになって間もなかったのだと知りました。

見学できるようになってよかったと思いました。

多くの犠牲を払って、こんな常識外の地下壕を作ることが実行される

戦争の愚かさ・狂気を後世に伝えるためにも。

       

現場で撮った写真を掲載します。

   

RIMG0097地下壕1 RIMG0099地下壕2 
 

   

RIMG0103地下壕3 RIMG0104地下壕4 
 

   

RIMG0107地下壕5 RIMG0115地下壕6 
 
  

  

RIMG0117地下壕7 RIMG0122地下壕8 
 
 
 
   

 

 

 


 

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