松代象山地下壕見学
長野県長野市の松代象山地下壕の見学をしました。
20年ほど前に一度来ています。
その時は見学時間が短くてゆっくり見られませんでした。
今回は余裕をもって見学しました。
入り口でいただいたチラシの説明を転記します。
松代象山地下壕は、太平洋戦争の末期、
軍部が本土決戦最後の拠点として極秘のうちに、
大本営、政府各省などを松代に移すという計画の下に構築したものです。
着工は昭和19年11月11日午前11時。
翌20年8月15日の終戦の日まで、約9カ月の間に
当時の金で約2億円の巨費とおよそ延べ300万人の住民及び
朝鮮人の人々が労働者として強制的に動員され
1日3交替徹夜で工事が進められました。
食糧事情が悪く、工法も旧式な人海作戦を強いられ、
多くの犠牲者を出したと言われています。
松代地下壕は、舞鶴山(現気象庁精密地震観測室)を中心に、
皆神山、象山の3か所に碁盤の目のように掘り抜かれ、
その延長は10キロメートル余に及んでいます。
全行程の75%の時点で終戦となり工事は中止されました。
戦後は、訪れる人も少なく忘れ去られようとしていましたが、
太平洋戦争の遺跡として多くの人々に
この存在を知っていただくため
平成元年から見学できるように整備したものです。
20年前に行った時は、見学がOKになって間もなかったのだと知りました。
見学できるようになってよかったと思いました。
多くの犠牲を払って、こんな常識外の地下壕を作ることが実行される
戦争の愚かさ・狂気を後世に伝えるためにも。
現場で撮った写真を掲載します。
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