マーク・トウェインの自伝出版
6月6日の朝日新聞「天声人語」より。
「トム・ソーヤーの冒険」は19世紀半ばの
米ミズーリ州が舞台だ。
いたずら小僧のトムと、相棒の浮浪児ハック。
少年たちの粗野で気ままな日々は、
西部への出口だった州の空気と無縁ではない。
作者マーク・トウェインの故郷である。
お仕置きの塀塗りをまんまと人に押し付け、
トムがつぶやく、
「結局、この世は、それほどつまらないものではない」。
読者へのエールに違いない。
その作家のつまらないはずのない自伝が初めて本になる。
死後100年、すなわち今春まで世に出すなとの遺志に従い、
出版元は5千ページの手書き原稿を保管してきた。
1世紀の時差を託したのは、
宗教や政治、知人の悪口を正直に書いたためともいわれる。(後略)
最近、6年3組で「トム・ソーヤの冒険」を紹介し、
このブログでも作者マーク・トウェインの名前のいわれについて書いたばかり。
http://mitikusa.typepad.jp/blog/2010/05/post-89df.html
タイムリーで面白い情報が入ってきました。
ニュースもありました。
http://www.asahi.com/culture/update/0525/TKY201005250371.html
このニュースによると、
自伝が出版されるのは11月。
トウェインは妻の死後に親密になり、
後に破局した女性との「晩年の恋」についても
400ページの補遺を残しており、
世界中のあらゆる世代に親しまれる作家の
別の一面が自伝を通じてうかがえるかもしれないとのこと。
自伝は3部構成で、11月に出版される上巻の価格は34.95ドル(約3200円)。
日本での翻訳本の出版はいつだろう?
日本人にとっては、このアニメでおなじみ。
YouTube: トム・ソーヤーの冒険 第1話「トムとハックとブタ騒動」
フジテレビ系の「世界名作劇場」枠で放送されたテレビアニメ。
放映期間は1980年1月6日から同年12月28日で全49話。
第1話の8分ごろに出てくる、先生の似顔絵は楽しい。
この頃の先生は、立たせたり、鞭打ちしたりと、
今の日本の学校ではやっていないことをやっています。
コメント