カツオとワカメ・・・・の原料を辿(たど)ると
5月10日に放映された「逆流!シラベルトラベル」(TV東京系)を録画してあったものを
昨日やっと見ました。
4月から始まっていた番組。
「原料を辿るとそこには驚きの光景が・・・・世界へ飛び出せ!」
というキャッチコピーも魅力的。
5月10日の原料は「鰹節」と「ワカメ」でした。
カツオにワカメ・・・・サザエさんの兄妹でした。
鰹節。
日本の鰹節輸入量は約5581t。(2009年度財務省調べ)
輸入相手国は量の多い順に次の通り。
①インドネシア
②フィリピン
③ベトナム
④モルディブ共和国
番組では、④のモルディブ共和国に飛びました。
モルディブ共和国では、カツオは国魚となっていて、大事にされている魚でした。
漁の方法は、一本釣り。
一網打尽に獲るのではなく、一本釣りにすることで、
ある程度大きくなったカツオしか獲らないようにしているとのこと。
カツオをいぶす時には、日本のカシの木が使われていました。
火持ちがよく、火力が強いために使われているそうです。
一説によると、モルディブでは、14世紀前半には鰹節があったそうです。
その鰹節の製法が、日本に室町時代に伝わりました。
つまり日本の鰹節のルーツは、モルディブにあったわけです。
あくまでも一説ですが。
ワカメ。
日本のワカメ輸入量は約53579t。(2008年度財務省調べ)
輸入相手国は、ダントツ中華人民共和国が多く、
中国でも、「大連」でワカメがさかんに生産されています。
大連でワカメが生産されるようになったのは、
1932年に日本の統治下になったときに
日本の技術者が養殖の技術を伝えたことに始まります。
一度は下火になりましたが、20年ほど前から日本の需要が増えて、
生産量を上げてきています。
獲られたワカメは、湯通しされ、
鮮やかな緑色に変わりました。(もともとは茶色)
さらに保存がきくように塩漬けにされました。
番組では、理研食品の「ふえるわかめちゃん」が加工されている工場を紹介していました。
中国に工場があるのですね。
昨日寄ったお店に、他の会社の乾燥ワカメがありました。
その写真。
裏面に記されていることを読むと、
大連での作業が目に浮かびます。
「逆流!シラベルトラベル」のHPはなかなか詳細に番組内容を紹介してくれています。
※参考:http://www.tv-tokyo.co.jp/shiraberu/index.html
日々、こういういい番組が放映されています。
全てを見ることはできませんが、
見た場合には、こうやってブログを書いたりして、
自分の血や肉にしていきたいと思います。
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