「留守」の3つの意味
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2月14日号は特に印象に残りました。
「留守」の話。一部引用してみます。
■ 留守(るす)■
家にいないことを「留守」と言いますが、
漢字をなぞると“留まり守る”ですね。
実は、本来の意味は漢字の通りでした。
中国で、皇帝・王がいない間、都に留まり 代わりに政治を行うこと。
またその人のことを「留守」と言いました。
そこから 家人が外出した時に その家を守ること・守る人の意味に。
中国では現在も“留まり守る”の意味で使われています。
ここまでが中国の話。
日本に伝わってきて、意味が付け加わります。
再び引用します。
日本では 鎌倉時代に“家を空けること。
外出して不在になること”という意味で
「留守」を使うようになりました。
江戸時代に「手元がお留守になる」というように
“他の事に心を奪われ 気が回らない”という使い方も出てきました。
確かに辞書を引くと、載っていました。
1、主人や家人などの外出中、その家を守ること。
2、外出して家にいないこと。
3、あることにのみ注意が向いて、別のことに気が回らないこと。
鎌倉時代、江戸時代と新しい意味が加わって今の意味です。
ちゃんとこういうことを調べている人がいるのですね。
ありがたいことです。知的に楽しめました。
「留守を守る妻」という言い方がありますが、
それが「留守」の本来の使い方のようです。
NHKの「ことばおじさんの気になることば」でも「留守」を取り上げていました。
まとめとして読むと、頭にすっきり定着します?
http://www.nhk.or.jp/a-room/kininaru/2008/09/0902.html
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