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2010年2月 2日 (火)

読書週間に読んだ本2冊

今週は勤務校の読書週間。

読書カードが配られて、毎日読んだページ数を記録することになっています。

すごい子どもがいるもんで、初日600ページの子がいました。

    

私も読書カードが余っていたので、1枚をもらってページ数を書くことにしました。

初日の2月1日は「てつびん物語」(偕成社)を読みました。55ページ。

てつびん物語―阪神・淡路大震災 ある被災者の記録 てつびん物語―阪神・淡路大震災 ある被災者の記録

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阪神・淡路大震災に関するドキュメンタリー本。

今年、”自分は大震災について知識不足”だと実感しました。

少しでも知ろうと手に取った本です。

震災直後に駆け付けたカメラマンが撮った写真は、

今まで見たことがない写真でした。

学校の図工室と思われる部屋。

寄せ集められた机の上には、毛布にくるまれて、顔に白布をかけられた遺体。

写真には6体。どんな死に方をされたのだろうか。

   

作者が大震災12日目に出会った小料理屋「てつびん」のおばちゃん。67歳。

25年間営んできた店は大震災で崩壊。

しかしおばちゃんは、仮設住宅に入り、小さなプレハブで「てつびん」を始めました。

大震災から9ヶ月後のことでした。

それから8年。

おばちゃんは体の限界まで「てつびん」を営んで、

亡くなってしまいます。

主を失ったプレハブの小料理屋の写真もありました。

大震災があったから、このプレハブで店を開き、

死ぬまで頑張ったおばちゃんの証のお店。

大震災後も、被害を克服して生きた人のことを知りました。

   

    

今日(2日)は「すみ鬼にげた」(福音館書店)を読みました。80ページ。

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あとがきに、作者の岩城範枝さんがこの話を書いたきっかけについて書いてありました。

これが興味深い。

岩城さんは、唐招提寺の金堂の屋根下に設置された4つの「すみ鬼」を見て、

1体だけ表情が違っていると思えました。

3体は必死の形相で屋根を支えているのに、

1体だけ力がぬけた表情をしていると感じたようです。

その「すみ鬼」をじっと見ているうちに、

「この鬼をここから逃がしたい」という気持ちを持ち、

闇を駆け抜ける鬼の姿が見えてきたそうです。

そしてこの話ができました。

こうなると、本物の「すみ鬼」が見たくなります。

岩城さんもこう書いています。

   

唐招提寺にお参りのときには、ぜひ双眼鏡をお持ちください。

金堂の軒裏を見あげると、「すみ鬼」の姿が見えますよ。(80p)

   

    

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読書週間に読んだ本2冊を参照しているブログ:

コメント

ナズナは、今日66ページ読みました。
明日は、80ページをめざしたいです。
これからも、本をいっぱい、読みたいです

さあ、今日は何を読もうかな。
寝不足は体に良くないという本を読もうかな。

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