企画展6/蠅取機「ハイトリック」
市内の民俗資料館に行ってきた話。
企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」を見ていて、
蠅をとるための面白い道具に目がとまりました。
蠅取機「ハイトリック」という道具です。
説明には次のように書いてありました。
大正年間に開発された。
砂糖水などを塗布した直方体の回転部分を、
ゼンマイでゆっくり動かす。
そこに止まった蠅は
次第に箱の内部へ移動して捕獲されるという仕組み。
名古屋の尾張時計株式会社製。
次のサイトに写真がありました。
※「TIMEKEEPER 古時計どっとコム」http://www.kodokei.com/ot_041_2.html
ハイトリック1号、2号があるようですが、
展示してあったのは、2号のようです。
1回ねじを巻くと、十数時間動くと言うのだからすぐれものです。
大正8年に発売が開始されました。
尾張時計は、このハイトリックが全国から注文が殺到して巨利を得たそうです。
尾張時計は、明治39年(1906年)に設立。
昭和37年(1962年)に尾張精機と会社名を変更。
現在、時計は作っていなくて、
ねじ製品、精密鍛造品などを作っているようです。
100年以上の歴史がある会社です。
本社は同じ愛知県名古屋市東区。
近いので、何かのついでに行ってみたい会社です。
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