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2009年11月23日 (月)

企画展7/蠅取瓶/蠅取管/蠅取リボン

市内の民俗資料館の企画展「虫よけ 鳥よけ 獣よけ」は、

このブログに話題をたくさん提供してくれます。

   

思えば、蠅たたきをこの頃あまり使わなくなりました。

今我が家のどこに蠅たたきがあるかわかりません。

昔にくらべて蠅が確実に減ってきているのでしょう。

いいこと?よくないこと?

   

昔は夏になると、蠅がよく出てきました。

そのために夏の季語に「蠅」がよく使われます。

蠅帳(はいちょう/はえちょう)

蠅叩(はえたたき)

蠅取器(はえとりき)

蠅取紙(はえとりがみ)

蠅取リボン(はえとりりぼん)

蠅取瓶(はえとりびん)

蠅取管(はえとりかん)などなど。

このうち、蠅取瓶は企画展に展示されていました。

写真はまた次のサイトにありました。

※「TIMEKEEPER  古時計どっとコム」http://www.kodokei.com/ot_041_3.html

Et_00177   

   

   

   

説明には次のように書いてありました。

  

卓上に蠅の餌を載せた皿などを置き、

その上に水を入れた本器をかぶせる。

臭いに誘われた蠅が下から入り、

餌を食べ飛び上がると、

ガラスに当たって出られなくなり、

そのうちに水の中へ落ちてしまうという仕組み。

昭和時代前半まで使われた。

   

なかなかのアイデアです。

前投稿の蠅取機は高価なので、庶民にはこちらの方が人気があったようです。

   

蠅取管の実物の展示がありませんでした。

長いガラス管で、一方が漏斗状になっていて、

もう一方が丸くふくれていて水が入っています。

天井に張り付いたような蠅を、漏斗状の方でつかまえて、

水の中に入れてしまおうというわけです。  

前任校の印刷室にありました。

ずっと昔に水没した蠅が入っていたように思えます・・・・・

気持ち悪くて、あまり正視できませんでした。

    

蠅取リボンは親戚の家にありました。

油断していて、顔や手が触れるといやでした。

    

蠅が少なくなって、これらの道具も消えてきて、季語としてはピンチですね。

蠅叩すら危ない。

蚊は相変わらず多いと思いますが、蠅は確かに減りました。 

    

   

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