本「もってみよう」/サワガニ・カマキリ・アマガエル
トショボランティアの方たちが、毎月市内の図書館から本を借りてきてくれます。
その本は1か月間、学年の廊下にあって子どもたちが目にします。
今月は、私が見てみたいと思っていた本をたくさん注文。借りてきてもらいました。
その中の1冊が「NEOのえほん もってみよう」
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想像通りのいい本でした。
生き物をどう持ったらいいのかアドバイスしてくれる本です。
本のコピーを少々紹介してみます。
サワガニをもってみよう。
むりにつかまず、そっと手にのせてもつ。
大きなはさみをもっているけど、
のせているだけなら、ふつうははさまない。
はさみをつまみ上げたりすると、
自分ではさみを切ってしまうことがあるので
気をつける。(22p)
ふつうははさまないんだ。
自分ではさみを切ってしまうんだ。驚きの習性。
カマキリをもってみよう。
大きなカマキリは、
かまではさまれると、とてもいたい
かまにはさまれないように、
むねといっしょに
かまもおさえてもつとよいよ。
あまり力を入れすぎると、
体がつぶれてしまうので気をつける。
顔の近くをもつと、
かまれることがあるのでちゅういしよう。(26p)
そうなんだ、かまも一緒に押さえればいいんだ。
かまに何度指をやられたことか。
アマガエルをもってみよう。
りょう手で
つつみこむようにもち、
そっと手をひらくと、
いがいににげない。(19p)
生き物は必死につかまえておかないと逃げる・・・・
そうとは限らないという生き物がけっこういます。
サワガニもいつもはさむとは限らないのです。
生き物を信頼する持ち方をアドバイスしてくれるこの本は、
ちょっと恰好がいい。
つぶさないように、足をとったりしないように、
といったアドバイスもたくさんあり。
やさしい気持ちにさせてくれる本です。
たくさんの子どもがこの本を見てくれるといいです。
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