篆刻家さんのお話
昨日(8月18日)は研修会。
国語に参加。
講師の話を3時間近く聞きましたが、良かった。
講師は縣糞泥(あがた ふんでい)さん。
テーマは「古代文字の基礎と活用」
縣さんは印鑑屋さんであり、篆刻(てんこく)家。
篆刻とは?辞典には「石・木などの印材に字を刻すること。書画などに用いる印章に、多く篆書体の文字を刻するのでいう。」と書いてありました。
私は全く知らなかった人ですが、篆刻の世界では有名な人のようです。
文字の話をたくさんしてくれました。
勉強したことを箇条書きで書き並べます。
○甲骨文字
「甲」は亀の腹甲(ふくこう)、骨は牛の肩甲骨(けんこうこつ)。
1899年に「竜骨」と呼ばれていた薬に
文字が書かれているのを見つけたことから発見される。
○金文(きんぶん)
青銅器に刻まれた文字。
○小篆(しょうてん)
秦の始皇帝が文字の統一を行った。その時に生まれたのが小篆。
美しくのびやかな文字が生まれた。篆書体。
小篆を作る時に元になった秦以前の文字を大篆(だいてん)という。
小篆は刻まれもした(篆刻)。当初、篆刻で使われた石は「花乳石」
※篆書体は、しだいに隷書体や楷書体を生み出していくことになるようです。
※印鑑屋のサイトが、このような書体に詳しく、この投稿にあたって参考にしました。
たとえば次のサイト。書体の説明、文字の形などわかります。
http://www.rakuten.ne.jp/gold/hankodehanko/about_font.html
次の投稿につづく。
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