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2009年7月15日 (水)

「子どもに語る 中国の昔話」

昨日(7月14日)、学級文庫に久々新しい本を1冊入れました。

「子どもに語る 中国の昔話」(こぐま社)

子どもに語る中国の昔話 子どもに語る中国の昔話
松瀬 七織

こぐま社 2009-03
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18の昔話がおさめられています。

日本にある昔話と類似したものがあり、その視点からも楽しめます。

七夕のお話はそっくりです。

猿蟹合戦のような話もあります。

違うところもあります。

日本では隣の爺さんが欲張りで、その欲張り故に失敗を重ねます。

中国のお話では、お兄さんが欲張りです。

「二郎が山をかついで太陽を追う」の出だしはお気に入りです。

    

昔むかし、おおむかし、空には太陽が十もありました。

そのため、あつくてたまらず、この世は一面の枯れ野原にとなりました。

鳥もけものもいなくなり、人間も死ぬ一歩手前といったありさまでした。

そこで、弓の名人、羿(げい)が、太陽に向かって矢を放ち、

つぎつぎに太陽を射落としました。

そして九つまで射落としたとき、

のこった一つの太陽は恐ろしくなり、

山奥にかくれてしまいました。(28p)

    

ぐぐっと話に引き込まれてしまう出だしです。

太陽が隠れてしまう話は、日本にもあります。

     

こぐま社の「子どもに語るシリーズ」は他にもたくさんありました。

https://www.kogumasha.co.jp/book/result.php?series_id=8

今度は「ロシアの昔話」を読んでみようかな。

    

    

久々に投稿。

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