映画「しゃべれどもしゃべれども」を見る
興味はあるけど、深入りすることはなく、
さりとて離れてしまうことのないのが落語。
だからNHKのドラマ「ちりとてちん」は見てしまうし、
今回も映画「しゃべれどもしゃべれども」も借りてきて見ました。
国分太一さんの落語「火炎太鼓」がすごいとは聞いていました。
確かに良かった。しゃべり、顔の表情などなど、見とれました。
いろいろ体験して、急成長した主人公をよく表現していました。
役者さんとしても、随所でよかったです。
この人、もとから役者さんだっけ、と思えました。
軽快でいて心に残る動き、話し方でした。
香里奈さんは・・・・う~ん、話下手でいつも怒っているように見られる美人役ならいいんだよな。
もしかしてそのような不器用さを買われてのキャスティングでしょうか。
でもジーンときたのは、そんな香里奈さんのラストの落語。やられたぁ。
子役森永悠希君の落語「まんじゅうこわい」も面白かった。
小学4~5年生だと思うけど、
登場シーンから最後まで堂々と演じていました。
こういう小学生もいるんだなあ。
映画の中で母親が「この子は見かけによらずデリケートなんです」と言っていました。
でもこの子はデリケートとは思えない。
図太いよ、きっと。わが道を行く、といった演技に見えました。
八千草薫さんも、門前の小僧のように、落語を口ずさんでいました。
「私の方がうまい」と言いつつ。年輩の人の方が落語は似合うのかな。
ゆっくりできる土曜日に、くつろいで見ました。
もちろん、お薦め。
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