マンホールのふたが1.5㎝上昇するしくみ/年間0.2㎜すり減る
マンホールの材質は前投稿で書いたように、
FCD(球状黒鉛鋳鉄)という材質です。
摩耗が少ない材質ですが、どの程度摩耗するのか尋ねました。
「車道に設置されたマンホール鉄ふたの表面模様の摩耗は、実測値からの推測で年間0.2㎜程度」
とのこと。さらに、
「3㎜程度摩耗する15年を耐用年数としています」
15年くらいで取り換えということです。
しかしちまたには、すり減ってペンペラになった?マンホールもあり、
割れはしまいか、滑りはしまいかと不安です。
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このような本も借りました。
ちゃんとこういう専門の本があって、疑問に答えてくれます。
旭テックさんでも作っているマンホールのふたは、
圧力開放型浮上防止用鉄ふたで、
「豪雨の時に下水管内の圧力が上昇した場合、ふたが飛散せず真上に1.5㎝持ち上がり圧力を解放し、圧力が小さくなった時点で元の位置におさまる」(88~89p)
そうです。いつも踏んづけているマンホール、なかなかの優れものです。
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