マンホールのふたの裏側/強く、外れない
(旭テックのマンホールの倉庫のつづき)
マンホールに必要なものは何だろうか考えました。
「滑らないこと」
「強度があること」
「簡単にはずれないこと」
この3点が浮かびます。
強度を上げるにはどうするか。
マンホールのふたの裏面を見るとわかります。
格子状になっているところの厚みや高さを変えることで強度が変化します。
もちろん厚く高くなると強度は上がります。
このマンホールは25トンの重さに耐えられるそうです。
この格子状の部分を確か「リヴ」と言うと教えてもらいましたが、
う~ん、ちょっと自信なし。
もちろん強い材質も使われています。
球状黒鉛鋳鉄という材質を使っているそうです。
これは割れにくく、摩耗が少ない材質だそうです。
交通量の多い所で、年間0.2mmの減りだそうです。
簡単にはずれないことも、マンホールには必要。
上からの力の弾みで外れてもいけないし、
下からの水圧・空気圧で外れてもいけません。
これについても、マンホールのふたの裏側に工夫が見えます。
丁番(ちょうばん=ちょうつがい)がついていて、
マンホールがはぜれないようになっています。
丁番のついている反対側にはロックがついていて、
上からは道具を使わなければ開かないようになっています。
何と、下からは開かない構造になっているとのこと。
マンガや映画で、下からマンホールを上げてのぞきこむシーンがありますが、
今のマンホールは無理だそうです。
※ディズニー映画「魔法にかけられて」の中でも主人公がマンホールから出てくるシーンがあると聞きました。確かめたい。
コメント