山下工美さんの作品を東京の病院待合室で見た!
3月30日の朝、東京のある病院へ。
ここの待合室にある山下工美さんの作品を見させてもらうためにやってきました。
朝早いため、薄暗い待合室でしたが、それが幸いしました。
ライトアップされた作品はそれはそれは見事でした。
テレビで見た作品を目の前で見るのは興奮しました。
いったい、どんな物が壁に取り付けられているのか下から見ました。
しかし、光が当たった時に、ちゃんと人型の影ができるようにするのは容易なことではないと思います。
山下さんだからできることがあるんだろうなあ。
驚きはさらにありました。テレビではこの作品だけが紹介されていましたが、
この待合室には山下さんの作品が全部で5つ!もありました。
これは子どもの影です。
これまた下から撮影してみました。
3つ目の作品は、他の2つとはちょっと違います。
これは鳩でしょう。
壁に描かれたオリーブを、鳩の影がちょうど加えるようになっています。
心憎い演出です。
ノアの方舟の話で、ノアが放った鳩がオリーブを加えて戻ってきたことから、
洪水がおさまって、陸地が再びできたことを知ります。
この話が元になって、オリーブを加えた鳩が平和に象徴になったと聞いたことがあります。
こうやって現場に来たことで、他の2作品まで見れて幸運でした。
ふだんこの待合室は天井の明かりがつき、日中は日の光も差し込んで明るいそうです。
そのため山下さんの作品は、あまり目立たないようです。
なんともったいない話なんだと思います。これは素晴らしく贅沢な待合室です。
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