「蒼穹の昴」に出てきた白菜
日曜日の今朝、私の町の降雪はたいしたことがなく、屋根にうっすらとある程度。
床屋に行こうと、西に7kmほど行ったら驚き。
先週の日曜日も雪。毎週の雪。今年はよく雪を見ます。
今読んでいる本にいきなり「白菜」が出てきたので驚き。
読んでいるのは、浅田次郎の「蒼穹の昴」
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中国の清朝末期の様子を、二人の主人公を中心に描いた長編歴史小説。
全4巻のうち、2巻まで読みました。その2巻に「白菜」が出てきました。
中国北部の都市「天津」は、清の時代の末期には、外国の影響を受けて栄えていました。
西洋建築が建ち並び、街灯がともり、人や物の行き来が盛んだったようです。
そして、白菜は、この天津の街の賑わいを表す文章として出てきました。
「都(北京)ではまだ見かけぬ白菜を山のように積んだ荷車が『どけどけ』と叫びながら脇をすり抜けて行った。」(107p)
この文から推理するに、白菜の原産の国の中国とはいえ、清の時代に白菜は十分流通していなかったことです。都でも珍しかったのですから。
調べていくと、清末期の皇帝で、「蒼穹の昴」にも出てくる光緒帝の后が嫁入りした時に、白菜の彫刻を持ってきたとのこと。
名前は「翠玉白菜」
これについてはまた調べてみたいです。
このブログ上で、だんだん白菜の研究が進んでいます。面白い、面白い。
今晩もすき焼きで、しっかり白菜を食べました。
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