呼出しの背中の「なとり」「紀文」
白鵬に勝った安馬は、体が大きくなったなと思いました。
「わかりやすくおもしろい大相撲事典(山口太一著/あかね書房)には、確かにおもしろいことが書いてありました。
長いけど引用します。
「TVを見てると、呼出しの着物の背中にある「なとり」とか「紀文」の文字が、やたらと目につく・・・・・・。じつは、これには深いわけがあって・・・・・、話は戦後の混乱期。」
「大相撲にとっても苦しい時代。呼出しは、土俵に上がるための着物にもこまったありさまだったのだ。」
「そのとき、『着物を作ってあげましょう』と好意的だったのが、食品会社の『なとり』と『紀文』。以後、呼出しの着物は、そのときの恩を大切に、二社のPRをずっと、続けているのである。義理を重んじるのが、相撲界・・・・・というわけだ。」(24-25p)
いいことを知りました。今度TVで呼出しの背中の「なとり」「紀文」を確かめたいと思います。
ここにも戦争がありました。またいつか歴史を教える時に、ネタになりそうです。
最近は、道徳教育改革集団の影響を受けてか、道徳の自作教材を作ってみようかなという意欲が出ています。島田洋七さんの「がばい」を教材化できないかと、検討中です。
この呼出しの話も、道徳でも使えるという視点で見ました。
今までは、すでにある教材で授業をするのが当たり前でしたが、最近ちょっと発想が変わりつつある自分に気がつきました。いいぞいいぞ。
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