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2025年11月 7日 (金)

ヤゴの餌として投入している小エビの種類は?

    

今日は令和7年11月7日。

  

通級教室でヤゴを飼育し始めたのは、

9月末でした。

1ヶ月以上飼育していることになります。

こんなにヤゴを飼育できたのは、

川で小エビを安定的に捕獲することができたからでしょう。

今朝も川に行って、小エビを捕まえてヤゴに与えました。

  

体長5センチほどの大きなヤゴは、小エビを食べなくなりました。

ヤゴはいよいよ越冬モードに入ったようです。

ただ体長が比較的短いヤゴは、小エビに食いついていました。

Img_4877

トンボに羽化すると思って、水槽に枝を3本立てましたが、

この枝が役に立つのは、来春となります。

トンボはヤゴの状態で越冬する。

そんなことを知ったのは、今回の飼育のおかげです。

考えてみたら、もっともなことです。

トンボに羽化しても、外の世界で餌になる虫は激減しています。

  

視点を小エビに移します。

この小エビにも、種類があるはず。

アップで撮影して、その種類を突き止めようと思いました。

10月17日の撮影です。

Img_4067

でも小エビの同定は簡単ではありませんでした。

  

なんとかヌマエビじゃないかと漠然と思っていました。

そこで調べたところ、このサイトに行きつきました。

Crazy Shrimp エビ好き大学生による淡水エビ布教ブログ 【ミナミヌマエビは外来種!?】知らなきゃヤバい川エビの外来種問題〜シナヌマエビ

このサイトによると、現在シナヌマエビという外来種が、

日本全国で多く見られるように成っているそうです。

シナヌマエビは「シナ」が付くように、 

中国などが原産の国外外来種。

シナヌマエビの生息地域が拡大するに伴って、

日本在来種のヤマトヌマエビの生息地域は減少しているそうです。

  

サイトの地図を転載。

Img_4898

地元愛知県は赤く塗られていて、シナヌマエビの可能性大です。

その区別は?

サイトから転載。

Img_4896

卵の大きさが違います。

でも今まで、卵を抱えたメスの小エビに気がついていません。

卵を抱えた小エビを見たら、シナヌマエビなのか、

ヤマトヌマエビなのか同定できるのになと思っていました。

  

そうやって思うことが大事。

思っていたから見逃さなかったです。

今朝の写真です。

Img_4876

Img_4876_2

この卵の大きさ。

この小エビは、シナヌマエビの可能性が高いです。

  

  

池のグリーンウォーターを改善するために、

以前、ヒメタニシを投入しましたが、

ヒメタニシ以外の候補で、

ミナミヌマエビという名前を見ていました。

ミナミヌマエビは西日本の在来種。

現在、ミナミヌマエビとシナヌマエビは混同していて、

お店では、「ミナミヌマエビ」の名前でシナヌマエビが

販売されているところが多いと、サイトの筆者は書いています。

したがって、買った「ミナミヌマエビ」を川に逃すと、

結局シナヌマエビの生息地域を増やしていることになります。  

  

詳しいことは上記サイトを読んでください。

最後はこんな呼びかけをしています。

Img_4899

  

ヤゴの餌として出合った小エビの世界でも、

外来種問題が起きていることを知りました。

  

  

ヤゴの餌のためにたくさんの犠牲を強いている小エビ。

その小エビがシナヌマエビの可能性大だと調べたことで、

少しは報われたかなと、勝手に自分で思い込んでいます。



 


  

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