ヤゴの餌として投入している小エビの種類は?
今日は令和7年11月7日。
通級教室でヤゴを飼育し始めたのは、
9月末でした。
1ヶ月以上飼育していることになります。
こんなにヤゴを飼育できたのは、
川で小エビを安定的に捕獲することができたからでしょう。
今朝も川に行って、小エビを捕まえてヤゴに与えました。
体長5センチほどの大きなヤゴは、小エビを食べなくなりました。
ヤゴはいよいよ越冬モードに入ったようです。
ただ体長が比較的短いヤゴは、小エビに食いついていました。
トンボに羽化すると思って、水槽に枝を3本立てましたが、
この枝が役に立つのは、来春となります。
トンボはヤゴの状態で越冬する。
そんなことを知ったのは、今回の飼育のおかげです。
考えてみたら、もっともなことです。
トンボに羽化しても、外の世界で餌になる虫は激減しています。
視点を小エビに移します。
この小エビにも、種類があるはず。
アップで撮影して、その種類を突き止めようと思いました。
10月17日の撮影です。
でも小エビの同定は簡単ではありませんでした。
なんとかヌマエビじゃないかと漠然と思っていました。
そこで調べたところ、このサイトに行きつきました。
Crazy Shrimp エビ好き大学生による淡水エビ布教ブログ 【ミナミヌマエビは外来種!?】知らなきゃヤバい川エビの外来種問題〜シナヌマエビ
このサイトによると、現在シナヌマエビという外来種が、
日本全国で多く見られるように成っているそうです。
シナヌマエビは「シナ」が付くように、
中国などが原産の国外外来種。
シナヌマエビの生息地域が拡大するに伴って、
日本在来種のヤマトヌマエビの生息地域は減少しているそうです。
サイトの地図を転載。
地元愛知県は赤く塗られていて、シナヌマエビの可能性大です。
その区別は?
サイトから転載。
卵の大きさが違います。
でも今まで、卵を抱えたメスの小エビに気がついていません。
卵を抱えた小エビを見たら、シナヌマエビなのか、
ヤマトヌマエビなのか同定できるのになと思っていました。
そうやって思うことが大事。
思っていたから見逃さなかったです。
今朝の写真です。
この卵の大きさ。
この小エビは、シナヌマエビの可能性が高いです。
池のグリーンウォーターを改善するために、
以前、ヒメタニシを投入しましたが、
ヒメタニシ以外の候補で、
ミナミヌマエビという名前を見ていました。
ミナミヌマエビは西日本の在来種。
現在、ミナミヌマエビとシナヌマエビは混同していて、
お店では、「ミナミヌマエビ」の名前でシナヌマエビが
販売されているところが多いと、サイトの筆者は書いています。
したがって、買った「ミナミヌマエビ」を川に逃すと、
結局シナヌマエビの生息地域を増やしていることになります。
詳しいことは上記サイトを読んでください。
最後はこんな呼びかけをしています。
ヤゴの餌として出合った小エビの世界でも、
外来種問題が起きていることを知りました。
ヤゴの餌のためにたくさんの犠牲を強いている小エビ。
その小エビがシナヌマエビの可能性大だと調べたことで、
少しは報われたかなと、勝手に自分で思い込んでいます。








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