20240804 山伏岳等登山報告⑥ 井川五郎ダムの「五郎」?/道を間違えた原因の交差点
今日は令和6年8月7日。
前記事に引き続き、登山報告をうっていきます。
今回、一番よく目にしたガガイモの仲間の
イケマの写真です。
ツル性の植物で、平らであれば、匍匐前進のように
広がっていき、何か他の植物があれば、
それを覆い隠すようにして乗り越えていきます。
山の中の登山道でもよく見かけましたが、
車道の両脇に育ち、道路にはみ出してきており、
自動車で踏んづけてしまいそうになるほどでした。
そしてこの植物のおかげで生育できる虫にも出合え増した。
印象に残ったイケマです。
写真には、ホタルブクロも写っています。
まだ咲いていたんだという感じ。
見つけると得した気分になれる花です。
牛首峠から猪之段登山口まで車道を歩いて、自動車の場所へ。
午後0時30分頃でした。
今日の登り始めは、8時25分でしたから、4時間山の中にいました。
②のコースだけなら、1時間45分ほど歩きました。
それでは、帰路の話です。
来る時には、新東名の静岡ICで下道に入り、
北上しましたが、
帰りは、井川ダム経由で島田・金谷ICから
新東名に入ることになりました。
井川ダムの上を走りました。
右手には、井川湖の水がたっぷりあって、
このダムで、こんな大量の水を止めているんだよなと思いました。
全面の崖に、井川ダムの名称が掲げられていました。
グーグルアースの写真です。
「井川五郎ダム」とありました。
「五郎」ってなんだ?と車中で話題になりましたが、
解決しませんでした。
家に帰ったら調べることにしようと思いました。
実行します。
このサイトによると、井川ダムの完成は昭和32年。
使用するコンクリートの量を大幅に減らし、
それでいて強度は保たれる新しい工法を外国に学んで、
日本で初めての方法で造られたダムのようです。
サイトから一部引用します。
中部電力初の大プロジェクトは遂に完成へと至った。なお、井川ダ
ムは別名井川五郎ダムとも呼ばれる。これは中部電力の初代社長で
井川ダム建設の陣頭指揮を執った井上五郎の「五郎」を取ったもの
であるが、竣工式の際にダム工事を担当した間組社長・神部満之助
の「フーバーダムの様に人名を冠したダムがあってもいいじゃない
か」という提案がきっかけとなっている。
なるほどね。当時の中電の社長さんの名前だったんだ。
フーバーダムは、いろいろあって、工事を始めた時の
大統領の名前がついたようです。
「井川五郎ダム」
工事に携わった人たちは、この名前に対してどう思ったのだろう。
上記のWikipediaによると、この井川ダムに関して3本の映画が
紹介されていました。
引用します。
『九時間の恐怖』(1957年)
島耕ニ監督のセミ・ドキュメンタリー作品。
『井川五郎ダム』(1957年)
赤佐政治監督の短編映画(企画 株式会社間組 制作 英映画社
白黒作品)リンク先はNPO法人科学映像館YouTubeサイト 。
『ヘブンズ・ドア』(2009年) - 1997年公開のドイツ映画『ノッ
キン・オン・ヘブンズ・ドア』の翻案。
昨晩、YouTubeで観ることができる「井川五郎ダム」を観ました。
それについては、次の記事で。
井川五郎ダムを通過して、私たちはいつの間にか道を間違えていま
した。
ナビがあったでしょと言われそうですが、このメンバーで
登山する時には、あまりナビを使いません。
下調べをKさんがしっかりしてきてくれるので、
他のメンバーはおんぶにだっこ。
登山道も、往復の道路も、Kさんの指示で動くことが多いです。
今回、井川ダムを走っている時に、
Kさんは助手席で睡眠状態でした。
前の晩、オリンピックの卓球を遅くまで見ていたというので、
睡眠不足なのでしょう。
運転の私は、標識に従っていけば大丈夫と思い、
快調に走っていきました。
でも途中で気がつきました。
南に下りていかなければならないのに、
右手に井川湖があるのはおかしい。
井川ダムの上を通って、井川この横を走るというのは、
上流に、つまり北上していることになると。
そうこうしているうちに、次の人造湖「畑薙(はたなぎ)湖」が
ナビの画面に現れてきました。
明らかにおかしい。
地図で確認して、もと来た道を引き返しました。
車中で、昔、南アルプスを上った話とか、
今度は南アルプスの光岳(てかりだけ)に登ってみたいとか、
南アルプスの話を3人でしていて、夢中でした。
それがいかんかったです。
私たちは、いつの間にか、青の南アルプスの足元に迫っていました。
どこで間違えたのか、検証しました。
グーグルアースの写真です。
私たちが走ったのは、緑色で表しました。
井川ダムの上を走って北上。
そして右手の方向、つまり東に行っています。
本当は、緑の丸で囲んだ交差点を、急角度ですが、
左折して、見にくいですが、紫のコースを走らなくてはならないのです。
南アルプスのお話で盛り上がっていた私は、
この交差点を見逃しました。それが道を間違えた始まりです。
じゃあ、その交差点はどうなっているのか。
グーグルアース、ストリートビューの写真を載せます。
道なりだと、つい右に行ってしまいます。緑の線。
でも本当は、紫の線のコースでした。
赤で囲んだ看板に注目。
右に行けば、井川。井川に行っちゃ行けなかったのです。
左に行けば、川根本町、島田市。そちらに行かなければ
いけなかったのです。
地図が頭に入っていませんでした。
社会科教師として、恥ずかしいことでした。
こうやって振り返っておけば、次回は大丈夫かな。
ロスタイムは1時間ほどです。
でもね、井川の集落を通過したのは、
無駄ではなくなります。
映画「井川五郎ダム」を観たからです。
次の記事に書きます。
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