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2023年12月17日 (日)

本「きみはスゴイぜ!」② ブロンテ姉妹

 

今日は令和5年12月17日。

  

前記事に引き続き、

「きみはスゴイぜ!」(マシュー・サイド著/竹中てる実訳/

飛鳥新社)

より引用します。

  

著者はイギリス人。

懐かしい人たちのことが紹介されました。

   

ブロンテ姉妹

世間の見かた

三姉妹のそれぞれがすぐれた文学作品を残したのだから、きっと何か特

別な遺伝子を共有していたにちがいない。

事実

三姉妹が育った 19 世紀イギリスのヨークシャー農村部では、テクノロ

ジーらしき物は何もなかった。 インターネットもテレビもない暮らしの

なか、シャーロット、エミリー、アンは、自作の短編小説をたがいに読

み聞かせるのを娯楽にしていた。

3人は架空の人物がたくさん登場する空想の世界を創りあげ、いっしょに

書いた台本を演じ合った。そして必ず、作品にたいする正直な感想を言

い合った。 姉妹は強いきずなで結ばれていたので、おたがいの力作を前

向きに批評し合えたんだ。このことは、作品の向上に大いに役立った。

そのうちに姉妹は、マッチ箱くらいの大きさの手帳に物語を書きためて

いった。 大人にのぞかれたり、 台なしにされないために。

3人が書きあげた小説の数は数百におよぶ。 ひたすら書くことで姉妹の

想像力はいっそう高まり、文章力や創作技術も磨きあげられていったん

だ。

姉妹が大人になってからのある日、長女のシャーロットはエミリーが書

いた詩を見つけた。 感心したシャーロットは、 3人で協力して詩集をつ

くろうと妹たちにもちかけた。 仲がよかった姉妹は、このときもまた

有意義な批評をし合い、助け合うことができた。その詩集はついに出版

され、 三姉妹が作品を書き続けるうえでとても励みになった。

そしてとうとう姉妹は、のちに大きな意味を持つことになる文学作品を

書いた。 それは 『ジェーン・エア』 (シャーロット)と「嵐が丘』 (エ

ミリー) で、どちらも今日にいたるまで広く読まれ、愛されている最高

傑作だ。

3人は歴史に名を残した。 だけど姉妹の作品は、たまたまできたものじ

ゃない。名作を生みだすまでの長い年月、 ブロンテ姉妹は協力しながら

小説を書く練習を重ねていたんだ。

(130〜131p)

  

「ジェーン・エア」も「嵐が丘」も読みました。

特に「嵐が丘」ですね。

すっかり筋は忘れていますが、面白かった、

大作だったというイメージが残っています。

本の表紙も覚えています。

私が読んだ頃の表紙の写真はネットにないか調べました。

  

ありました。

ネットは素晴らしいですね。

こんなこともできてしまう。

Img_3430

日本の古本屋

旺文社文庫でした。

懐かしいな、この表紙。

  

「きみはスゴイぜ!」を読んで、

久々、ブロンテ姉妹を思い出させてくれました。


 

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