使われていた材料を使って再建された建物
今日は令和5年7月2日。
昨日の朝の番組「生です旅サラダ」を少し見たら、
インドネシアのジャワ島への旅が紹介されていました。
目を引いたのは、プランバナン寺院群。
ここに載っていた写真。
ここは世界遺産に登録されているそうです。
9世紀に建てられたヒンドゥー教の寺院だそうです。
それ以後、この寺院には新たな歴史が加わります。
このサイトによると、プナンバナン寺院群は、
16世紀に起こった地震で、その多くが崩壊しました。
その後、この寺院群は忘れ去られていましたが、
19世紀に発掘が始まり、20世紀から修復が始まり、
現在も修復の途中だそうです。
崩壊した石を集めて、組み直すという途方もない試み。
驚きました。
これと似た話を最近聞きました。
ドイツの都市ドレスデンです。
ドレスデンは、第2次世界大戦の空襲で、
多くの建物が破壊されました。
この都市にあったフラウエン教会も、
空襲で瓦礫となりました。
ソビエトの支配下にあった時は、
瓦礫のまま放置されていたようです。
ドイツ統一後から再建が始まりました。
そのやり方が、プナンバナン寺院群と同じです。
使われていた材料を組み合わせて、再建したのです。
世界最大のジグソーパズルと言われたそうです。
※TRIP EDITOR 復興の象徴。ドイツの古都「ドレスデン」の復旧建築をめぐる旅
材料が残っていて、それを再び組み合わせて、
崩壊前と同じように造り直す。
大変なことだと思いますが、それを実行した建物がある。
偶然聞いた2つの話を記録しました。
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