マルコ・ポーロ情報あれこれ
今日は令和5年2月8日。
社会科歴史の教材研究。
次の文章が目に留まりました。
フビライ・ハンに仕えたイタリア人のマルコ・ポーロが、「世界の
記述」という書物の中で、日本を「黄金の国ジパング」としてヨー
ロッパに紹介したことも・・・・(後略)
(75p 新しい社会歴史/東京書籍)
マルコ・ポーロと言えば、「東方見聞録」でしょうと思っていたら、
「世界の記述」なんていう書名がでてきてビックリ。
でも教科書の同じページの片隅に次のように書いてありました。
マルコ・ポーロの「世界の記述」は、「東方見聞録」という名前で
も知られています。
書名について調べてみたくなりました。
☝ このサイトによると・・・・
・原題は不明。
・日本および韓国においては一般的に『東方見聞録』
・他国では『世界の記述』( “La Description du Monde”、
“Le Devisement du monde” )、
『驚異の書』( Livre des Merveilles ) とも呼ばれる。
つまり、教科書は、世界の多数決で多い『世界の記述』を
採用したことになります。まあ、仕方がないか。
さらに上のサイトを読むと・・・
・日本語の『東方見聞録』という訳題は、
明治期の中学東洋史教科書の記載に始まるもの。
・書名としては、1914年(大正3年)に刊行されたアカギ叢書版
(佐野保太郎編)で初めて用いられている。
・これ以前の1912年(明治45年)に刊行された博文館版
(瓜生寅訳)では、『まるこぽろ紀行』という題名が用いられていた。
明治から大正になる頃に『東方見聞録』という書名が
登場するようです。
そしてそれが当たり前になっていました。
マルコ・ポーロと言えば「東方見聞録」でした。
世界の当たり前ではなかったのです。
疑問点がもう一つ。
マルコ・ポーロはフビライ・ハンに仕えていた?
そうだったけ?
これはこの映像でも解決します。
YouTube: 【漫画】マルコ・ポーロの生涯を簡単解説【世界史マンガ動画】
これは生徒たちに見せた映像でもあります。
マルコ・ポーロの思い出としては、
アニメ「マルコ・ポーロの冒険」があります。
1979年の4月から1年間放映されたもの。
見てました。
18歳でした。
小椋佳のアルバム「マルコ・ポーロの冒険」は、
カセットテープで何回も聴いた覚えがあります。
ありがたいことに、そのアルバムがYouTubeで聴くことができます。
YouTube: 小椋佳 (Kei Ogura) / マルコ・ポーロの冒険 (1976)
さらにうれしい知らせ。
何と40年あまり前の番組が再放送されるようです。
※ついに再放送が実現します アニメーション紀行 マルコ・ポーロの冒険
3月13日~15日に、各3回分、合計9回分の再放送が
あるというのです。
これは録画必須です。
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