「朝食にパンを食べるな」④ 高脂血症の原因も炭水化物の摂りすぎ
今日は令和5年1月6日。
前記事に引き続き、
「朝食にパンを食べるな 10万人の胃腸を診た専門医が教える!!
長生き食事術」(福島正嗣著/プレジデント社)より。
私はかつて人間ドックでひっかかり、高脂血症の可能性があると言われ、
内科に通って、かれこれ8年ほど、コレステロールを下げる薬を
飲んできています。
この薬を飲まないと死ぬよとも言われました。
この病気について、この本に書いてありました。
脂質異常症は、昔は「高脂血症または高コレステロール血症」と呼ば
れた疾患です。
以前はコレステロール、つまり脂質の摂り過ぎが脂質異常症の原因と
考えられてきました。コレステロールを摂るから血液中のコレステロ
ールの値が高くなり、それが肥満や動脈硬化につながるという理論は
一見正しいようですが、今の医学ではほぼ否定されています。
最新の医学では、糖質の摂り過ぎが脂質異常症につながるというのが
常識になりつつあります。
糖質を大量に摂った場合、肝臓でインスリンの刺激により糖質は中性
脂肪に変換され、体の中に蓄積されます。この量が多くなるとコレス
テロールが高くなる、すなわち脂質異常症になるのです。
つまり、脂質異常症は食事から摂ったコレステロールが問題なのでは
なく、糖質を過剰に摂取した場合に体内で合成されるコレステロール
(中性脂肪)が問題なのです。
(122~123p)
私が長年患ってきた病気も、炭水化物を減らすことで
改善されるというわけです。
定期的に血液検査をしているので、本当かどうかは判断しやすいです。
これも人体実験です。
歴史的に見て、1日3食摂るようになったのは、つい最近のことです。
そもそも原始の頃の人間は、朝食を食べていなかったでしょう。江戸
時代以前にさかのぼってみても、1日2食だったという記録がありま
す。
1日3食という食生活は、人間古来の習慣ではなく、穀物をふんだん
に取り入れることによって生じた食習慣だと考えます。
タンパク質と脂質を中心とした糖質制限食を実践した場合、血糖値の
乱高下が少ないため、極端な空腹感は生じません。ところが、穀物を
中心とした食事をした場合、血糖値の乱高下が起こり、異常な空腹感
が生じます。
私も炭水化物を食べていた頃は1日3食どころか、空腹を感じるとき
には4食だった時期もあります。
ところが、糖質制限をしてからはそうした異常な空腹感はなくなり、
現在では1日1食もしくは2食となっています。つまり、1日3食は
穀物を大量に消費することによって生まれた食習慣であり、1日3食
食べたほうが健康であるという理屈は成り立たないと考えます。
1日3食という食生活は脳がつくり出した習慣であって、腸がつくり
出した習慣ではありません。
(136~137p)
炭水化物を極力摂らない福島さんは以上のように考えています。
以前、私は、整体の人に勧められて、朝食抜きを半年以上やりました。
体重はしっかり下がりました。
でも、朝、納豆にご飯を食べないと、物足りなさを感じ、
また朝食をスタートさせていました。
体重は元に戻ってしまいしました。
この本を読んで、また迷っています。
朝食の炭水化物(ご飯)をまたやめてみようかなと思い始めました。
消化管にとっては、極端に高熱で処理した食材は消化が難しく、胃
もたれの原因になります。また、加熱により失われる栄養素もある
ため、本来、タンパク質や脂質は加熱しない状態で食べるのが理想
です。
(145p)
人類は食中毒を克服するために加熱という画期的な調理方法を編み
出しましたが、食中毒という急性の危険を避ける代わりに、慢性的
な消化管疾患を抱えることになった事実は認識すべきです。
(146p)
鶏肉などは、高温の油で揚げるよりも、水で煮ることを勧めています。
牛肉も焼肉のように高温で焼くよりも、しゃぶしゃぶを勧めています。
消化管にとって、高温で処理されたものは消化がしにくいというのは、
目から鱗でした。
玄米がいいというのは、あくまでも白米に比べればであって、食べ
れば血糖値スパイクを起こすことには変わりないので、けっしてヘ
ルシーとはいえません。
(163p)
とにかく、炭水化物がダメなんだ。
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