« 「80歳の壁」④ 栄養不足は、確実に老化を進める | メイン | ミャンマーの民主活動家ら4人の死刑執行 »

2022年7月26日 (火)

「80歳の壁」⑤ 思い出を残すのが、幸齢者の資産活用

   

今日は令和4年7月26日。

  

前記事に引き続き、

「80歳の壁」(和田秀樹著/幻冬舎新書)

より。

  

年を取ったときの最大の財産は「思い出」だと私は思っています。

人間は年と共に少しずつ体が弱り、行動範囲が狭くなっていきます。

そして、最後はベッドの上で過ごす日が多くなります。そんなとき

に支えとなってくれるのは、「あのときは楽しかった」という思い

出です。

もしもあなたが残せるほどのお金を持っているのなら、思い出にお

金を使う、あるいは自分の幸せのためにお金を使うのがよいと思い

ます。

前項でも話しましたが、子どもに残してもろくなことはないからで

す。自分で稼いだお金、配偶者と貯めたお金なのですから、当人が

使うのは当たり前です。

(107~108p)

  

まだまだわが夫婦は、思い出が少ないと思っています。

仕事中心の日々だったので、退職した今からが思い出づくりです。

この文章は教訓ですね。

80歳になるまでに思い出を作って、再びこの文章と会いたい。

  

  

年を取るということは、経験知が上がるということです。ちょっと

やそっとの刺激では、感動できなくなるのです。

若い頃は350円の牛丼で感動するのに、年を取ると本当に美味し

いものでないと感激できなくなる。初めて東京タワーを見たときは

感動したのに、年を取るとエジプトのピラミッドを直に見るくらい

の刺激がないと、感激できなくなるのです。

目が肥える、舌が肥える、ということです。

世間ではこの事実が見落とされています。年を取ると、脳が衰えて

感動できなくなると思われているようですが、それは大きな間違い

です。

正しくは、年を取ると経験知が上がり、レベルの高いものを求める

ようになる。強い刺激でしか心が動かなくなる、というわけです。

私が「お金を使いましょう」と言ったのには、それも関係していま

す。レベルが高いものを求めようとすると、それ相応のお金がかか

るからです。心を満たすためにお金を使い、思い出を残す。これが

幸齢者の資産活用です。

(112~113p)

  

これは「幸齢者の資産活用」ではなく、

退職した私の資産活用でもあると思えます。

コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_8528
  • Img_2991
  • Img_2990
  • Img_2987
  • Img_2983
  • Img_2981
  • Img_2979
  • Img_2977
  • Img_3293
  • Img_3292
  • Img_3291
  • Img_3290

楽餓鬼

今日はにゃんの日

いま ここ 浜松

がん治療で悩むあなたに贈る言葉