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2022年7月19日 (火)

「伝説の謎」③ ツタンカーメンの呪い

     

今日は令和4年7月19日。

   

前記事に引き続き、

「伝説の謎 事実かそれとも空想か」

(ナショナルジオグラフィック別冊)

より。

   

この本を読んで、ツタンカーメンの墓に関する

原体験を思い出しました。

ツタンカーメンの墓に関する本との出合いは

おそらく小学生の時です。

月刊誌の付録のような冊子で読んだと思います。

いわゆる「ツタンカーメンの呪い」にゾクゾクしていました。

ツタンカーメンの墓の発掘に関わった人たちは、

次々に早死にしているという話でした。

50年前の原体験です。

  

だからかと思い当たることがあります。

ここでも道草 ツタンカーメン① 

☝ ここにも書いた事ですが、

エジプトの歴史に距離を開けていたのは、

この「ツタンカーメンの呪い」が、

自分に影響を与えていたかもしれません。

危ういものには近づくなと、

いつの間にかバリアを作っていたかも。

でも「英雄たちの選択」でツタンカーメンのことを見て、

ツタンカーメンが恐ろしい人ではなく、

必至に生きた一人の人間だとわかって、

ほっとし、興味を持ったのだと思います。

  

「ツタンカーメンの呪い」は本当だろうか。

引用します。考古学者ハワード・カーターらが

墓を発見したのは、1922年でした。

  

カーターと彼の支援者が若きファラオの墓を発掘してから数年後、

発掘に関わった人たちが不可解な死を遂げているという話が広まり

始める。まずはカーナボン卿が1923年に、感染症を引き起こす

蚊に刺されて死んだ。彼の死の翌日、シャーロック・ホームズの作

者アーサー・コナン・ドイルが「悪魔的な何かがカーナボン卿に死

に至る病をもたらしたかもしれない」と、言い出した。

その1か月後、墓を訪れたことがあるジョージ・ジェイ・グールド

も高熱を出して死んだ。1924年にはミイラを調べた放射線技師

が死んだ。やがて呪いとされるものは肉親、政治家、一度も墓の近

くにすら行ったことがない会社員にまで広がった。

カーター自身は1939年に64歳で死んだ。作家のジェームズ・

ランディは発掘チームの平均死亡年齢は73歳だったと指摘する。

これは「保険計理表にある数字を・・・約1年上回っている」。

(32p)

   

この50年で、ツタンカーメンの墓の関係者は

亡くなっていったことでしょう。

そして平均死亡年齢が出されました。

ちゃんと長生きしていたのです。

「ツタンカーメンの呪い」は杞憂でした。

  

ジェームズ・ランディは疑似科学批判家、懐疑論者。

 

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