「伝説の謎」① トロイ戦争があったのは紀元前12世紀
今日は令和4年7月17日。
この本を読みました。
「伝説の謎 事実かそれとも空想か」
(ナショナルジオグラフィック別冊)
この本の表紙は、映画「トロイ」で使われた木馬です。
トロイについても書いてありました。
トロイ(トロイア)戦争の記述は、
紀元前8世紀にギリシャの詩人ホメロスが書いた
「イリアス」の中にありました。
トロイ戦争は紀元前12世紀頃のことなので、
ホメロスが生きていた時代よりも400年前の
ことを書いたものでした。
今から400年前というと、江戸時代の前半。
そんな間隔があったのです。
つまりトロイ戦争は今から3200年前のくらいの話。
映画「トロイ」で描かれた戦いは、そんな昔の話だったのですね。
ストーリーには共感できるので、
人間の考えることや行動は、今とそうは違わないのだなと思います。
一部引用します。
だがトロイが古代ギリシャ人の手に落ちたと決まったわけではない。
「海の民」やヒッタイトといった古代の人々が征服したと考える方
が現実的だ。実際、美女のヘレネが実存したとか、誘拐をきっかけ
に戦争が始まったとする証拠はまったくない。とはいえトロイがあ
ったのは事実で、戦いで破壊された可能性は高い。
(17p)
「イリアス」の記述はあったとしても、
トロイ戦争があったとは限らないようです。
でも魅力的なストーリーなので、
授業では生徒に語ってしまうだろうな。
つづく
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