踏切で25分止められた
今日は令和4年6月12日。
滅多にないことに出くわしました。
サークルに行く時にJRの踏み切りにつかまった。
その踏切がなかなか上がらない。
列車もなかなかやってこない。
おかしいぞと思ったけど、待った。
自動車の長い行列ができた。
待ちきれずに、その列から外れて、
他の道を行く自動車も数台あった。
今に来るだろうと思って待った。
10分以上経って、やっと左から列車が来た。
これで踏切が上がるかと思いきや、
踏切は上がらず、右から列車が来る矢印が出ていた。
待った。右には駅がある。
駅で何かトラブルでもあったのかと考えた。
5分ほどして、やっと列車が来た。
ゆっくりやってきたのは貨物列車だった。
じれったかった。
私のいらだちがわかったのか、
貨物列車はだんだんスピードを上げて、踏切を走り去った。
よし、これで踏切が上がると思ったら、
右から来る矢印が消えなかった。
まだ来るの!
また数台、列から離れていく自動車があった。
私の順番は、だんだん前になり、5番目となる。
最初は10番目くらいだった。
また5分くらい経って、右から列車が来て通り過ぎた。
ついに踏切の赤の点滅が消えた。
自動車や自転車が動き出した。
しかし、その直後、また赤の点滅が始まった。
矢印はまた右だ。
対面の自動車が、突っ込みすぎて、
下りてきた踏切の竿がバンパーにひっかかった。
自転車の人が、かけよって、竿を上げていた。
自動車はバックして、事なきをえた。
気持ちはわかる。
やっと踏切が上がったので、いざ出発と思った途端に、
再び踏切が鳴ったのだ。
また5分ほど経った。
私の順番は3番目になってしまった。
今さら他の道には行きたくない。
焦って生きなくていい境遇のはずだ。
こうなったら、この踏切と最後まで付き合うと決めた。
列車が来た。
ゆっくりだ。駅を出発してすぐなのか。
なぜ右側ばかりなんだ。
左に1本、右の3本。計算が合わないではないか。
通り過ぎた。
踏切の赤の点滅に注目した。
消えた。
竿が上がって、自動車と自転車、歩行者が動き出した。
私の自動車も無事踏切を通過した。
何だったんだ。
25分は止められていた。
子どものころはあったよ。
まだJRが国鉄だった。
小学校に通っている時に、
踏切に止められた。
その時にやってきたのは貨物列車。
昔の貨物列車は長かった。
ずっと待たされた。
そんな子どものころを思い出させる出来事だった。
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