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2021年8月25日 (水)

「遺物は真相を語る」④ なぜ自衛隊は二度焼きをする必要があったのか

    

今日は令和3年8月25日。

   

前記事に引き続き、

「日航123便墜落 遺物は真相を語る」(青山透子著/河出書房新社)

より引用します。

  

  

青山透子さんは、2度焼きがあったことを主張します。

  

この事例集での遺体状況から推定すれば、おそらく、一度はケロチ

ンという航空燃料によって通常の航空機火災が起きた。それから数

時間が経ち、医師たちが「二度焼き」と書いた火災が起きた。しか

し、今度は粘着性の物質を含む燃料にて長時間高温を保った状態で

焼かれた。まぎれもなくこの遺体は、それを物語っている。

私たちは日航123便の乗客がなぜ戦場同様のこのような凄惨な姿

にさせられたのかという意味を直視しなければならず、決して目を

そらしてはいけないのだ。この事実を、なぜ520人もの犠牲者が

出た上に、さらに焼かれる必要性があったのか、という視点で見て

いかなければ彼らは決して浮かばれず、「安らかにお眠りください」

と言われても納得できないだろう。

(149p)

   

ここなのです。

青山さんの推測通りなら、

なぜ自衛隊は二度焼きをする必要があったのか。

この点が、この本を読んでも、理解できない所です。

  

  

日航123便が墜落したきっかけは過失であったかもしれないが、

その後の対応で早急な救助ができたにもかかわらず、意図的にし

なかったのは重大な不作為の犯罪である。さらにベンゼンと硫黄

の含まれたタール系の燃料を使って現場を燃やしたとなれば、少

なくとも死体損壊罪ともなる。もしも殺人事件であれば、時効は

成立していない。

中曽根康弘氏が「官邸は関与していない。命じていない」と語っ

ているのであれば、その責任の所在は免れないが、防衛庁の当時

の関係者と制服組が独断で実行したというのならば、当時命令を

下した責任者も起訴しなければならない。運輸省が後から日本航

空に圧力をかけて隠蔽に加担させ続けたのであれば、その事実を

炙り出さなければならない。


(151p) 

    

自衛隊が日航機を墜落させ、墜落した場所を不明にして、

何かを隠すために、火炎放射器を使って焼きはらった。

この青山さんの説は、

こうやって本が出版されて世に出回っていますが、

テレビ番組が取り上げないのはなぜだろうか。

  

先日見たNHKの「アナザーストーリーズ」では、

5~6年前の番組の焼き直しでした。

ここでも道草 番画〈361〉:日航機墜落事故(2021年8月15日投稿)

   

社会科の教師は、こういうことに関心を持つべきだと思います。

真実を教えることが大事だと思うのです。

今の段階では、日航機墜落事故のことを

生徒に教えることはできないと思います。

教えるとしたら、青山さんの立証したことを挙げて、

推測を話すことでしょう。

  

これからも青山透子さんの本は読んでいきます。

その上で思ったことを手紙に(メールに)して

青山さんに送りたいと思っています。

コメント

-これからも青山透子さんの本は読んでいきます。その上で思ったことを手紙に(メールに)して青山さんに送りたいと思っています。

さすが道草さん。意欲的ですね。
青山さんの本を読むと、推理小説を読んでいるような気持ちになります。

ハマコウさんのおかげで、
新任の年に起きた事故が、
退職の年になって事件になって、
自分の前にクローズアップされてきました。
本を読んでブログに書き留めるだけでなく、
もっと関わりたいと思うようになりました。
本を全部読んだら、手紙(メール?)を
出してみたいです。

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