「苦しい時は電話して」⑤ 否定的なエネルギーを外に吐き出す
今日は令和2年12月21日。
前記事に引き続き、
「苦しい時は電話して」
(坂口恭平著/講談社現代新書)より。
死にたいと思う人の多くは、何かを「つくる」ことに向いているので
はないかと僕は考えています。
(158p)
苦しむことができる力は、言われた仕事をただそつなくこなす作業に
は向いてないけど、ここにないものを生み出す時には逆にとても大き
な力になります。
(159p)
僕の場合、必ず次の鬱がやってきます。やってこないと、体の疲れが
取れないからです。僕は生きるために、定期的に休む必要があり、自
分で意識して休みが取れないために、鬱になることで充電しているよ
うです。しかし、そのせいで死にたいとも感じています。
(中略)
毎回必ず鬱は通り過ぎていきます。そして、死にたいと思うことから
少し解放された時、僕にはある変化が起きます。
それは次にやることが見えてくる、ということです。
(168~169p)
鬱をここまで分析するんだ。
自分の体験と一致します。
鬱としっかり対面してきた人だと感じました。
悩むを、考えるに置き換えてみましょう。
(177p)
死にたくなっている時は、不安に満ちていて、否定的なエネルギーが
溢れている。(中略)
否定的なエネルギーを外に出してみましょう。力自体は創造的な時の
ものとは変わりませんので、とんでもない可能性を秘めています。
(177~178p)
もんもんと悩んでいたエネルギーを、外に吐き出す。
それには何かつくること、あるいは書くことを、
坂口さんは勧めています。
そのエネルギーはすごいものだというわけです。
これも実感します。
そして、つくることは継続した方がいいと言っています。
つくることを日課にしていくことで、それは積み重なって、少しず
つ、あなたの自信につながっていきます。長所が生かされること。
これこそ自信になるのですから。
(178~179p)
このブログ「ここでも道草」を肯定してもらった気持ちです。
考え方も性格も思考もなかなか変えることができません。
しかし、行動だけは変えることができます。死にたいという信号自
体、体が発しているわけですから、体を使って変えられることだけ
を変えればいいんです。
(197~198p)
これは鬱状態から抜け出す原則ですね。
ラスト!
電話するのは緊張するかもしれませんが、できるだけ気軽に電話し
てみてください!
死ぬよりマシです。
みんな死にたいけど、死ぬよりも、何か逃げ道はないかとどこかで
思っています。
それを一緒に考えましょうよ。時には笑いを交えながら。
死ぬ前にぜひ電話を。
09081064666を一度お試しください。
(206p)
以上、引用しきった!
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