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2020年10月28日 (水)

「還暦からの底力」③ 10年後、思いがけない世界が広がっているかな?

  

今日は令和2年10月28日。

  

前記事に引き続き、

「還暦からの底力 歴史・人・旅に学ぶ生き方」

(出口治明著/講談社現代新書)から引用します。

   

  

大切なのは「人・本・旅」で、たくさんの人に会う、たくさんの本を

読む、たくさんいろいろな現場へ出かけていき、たくさんの出会いを

つくることです。すると、その中から運と適応により、思いがけない

世界が広がるかもしれません。

(118P)

  

いろんな手を使って、出会いを増やしていきたいです。

たとえば5年後、10年後、自分はどうなっているだろう?

定年があるので、今までとの出会いとは種類が違ってくるでしょう。

その結果、どんな人生になっているだろうか?

思いがけない世界が広がっているだろうか。

楽しみ。

  

  

山本義隆さんという在野の科学史家で、『磁力と重力の発見』(みす

ず書房)などすばらしい本を何冊も執筆している人がいます。元・東

大全学共闘代表であり、予備校の物理の名物講師として長年、教鞭を

とっていたのでご存知の方も多いでしょう。

山本さんはあるインタビューで「人は何のために勉強するのか?」と

いう質問に対し、「専門のことであろうが、専門外のことであろうが、

要するに物事を自分の頭で、自分の言葉で自分の意見を表明できるよ

うになるため。たったそれだけのことです。そのために勉強するので

す」と答えています。

つまり人が「考える葦」になるために、自分の頭で考え自分の言葉で

自分の意見を言えるような人間を育てることが、教育の根源的な目的

ということです。

(151~152P)

  

生徒に「なぜ勉強するのか」と聞かれたら、このようには言えません。

ピンと来ない説明だと思います。

でも、学校での勉強を離れた大人の身としては、納得の説明です。

  

  

考える力も料理と同じで、最初は考える力の高い人の真似から入り、

試行錯誤を繰り返しながら自分のものにしていく。具体的には考える

力の高い人が書いた本を読むことです。(中略)

本を読む意味は単なる知識の獲得にとどまらず、先人の思考のパター

ンや発想の型を学ぶことにあります。料理のレシピとまったく一緒で

す。先人の思考のプロセスの追体験からはじめるのです。

(155P)

  

  

読んで、こうやって書き写すのは、先人の思考パターンや発想の型を

血や肉にしたいと思っているからです。

そうなってほしい。

  

  

また明日。

  

  

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