「私の考え」② 手間暇をかけた教育・・と言われましても
今日は令和2年8月30日。
今日の目標は「世界恐慌」の教材研究。
教えたいと思えるレベルまで、いろいろ調べたいです。
2日前の記事の続きで、
「私の考え」(三浦瑠麗著/新潮新書)より引用していきます。
博士課程でイラク戦争を研究している最中、死体や拷問の写真
を見すぎて感覚がマヒしてしまったことがあった。映画と違って、
本物の写真には劇的さは少ない。亡くなってしまった人には尊厳
などないかのごとく、土くれと同じようにただそこにあるだけだ。
自分の感性が鈍くなっていくのではないかと怖くさえあった。
死んでしまった人たちの耐えられない軽さに比べると、残され
た者の味わう苦しみと衝動はリアルで重たい。いつの世も、報復
感情は戦争の主要なきっかけとなる。
(39p)
昨日見た映画「1917 命をかけた伝令」の死体は、
およそ土くれのように扱われていました。
報復感情については、ガンジーの非暴力を思い出します。
非暴力は簡単ではない。
多くの場合、体罰は手間暇をかけられないから生じているのだと
思う。もしこの国が人材は貴重だと感じるのなら、手間暇をかけれ
ばいい。それだけでは協調性や暗記力や耐性が身につかないと思う
なら、色々な方策を試してみればいい。子どもは短時間しか集中で
きないのだから、プログラムのやり方が間違っているのかもしれな
い。それでもついていけない子が出てしまうのなら、プログラムが
向いていないのかもしれない。
(53p)
「手間暇」
手間暇はかけてきたつもりですが、
まだ集団の統率力が私にありません。
集団をピリッとさせられないんだよなあ。
この年までやって身についていないのだから、
諦めかな。
それを補うことを目指します。
明日は、世界恐慌のことを1時間、
生徒を集中させることが目標です。
手間暇かけます。
NHKのウェブサイトによれば、都道府県ごとに分析したところ、
外国人が増えているのは大都市圏だけではなく、様々な地域で急速
に増えていることが明らかになったという。産業別では担い手不足
が深刻な20代~30代に絞ると、農業で14人に1人が外国人労
働者に頼っており、漁業では16人に1人、製造業では21人に1
人、宿泊や飲食などのサービス業、と続く。三ちゃん農業と言われ
て久しいが、もうこんなに外国人に頼っているのだという事実は、
多くの人にとって驚きなのではないだろうか。
日本の農家はかなりの数が小規模な兼業農家。稼げる農業は一部
の大規模な農業でしかない。そして、研修生をはじめとする外国人
労働者に依存しているのが、こうした私たちの食事を支える大規模
農家なのだ。
日々当たり前に目にするもの、口にするものは、彼らの労働力で
支えられている。ありていに言えば、様々な産業の「持続可能性」
を考えると、もはや外国人労働者なしにはやっていけない国になっ
ているということ。
(62~63p)
少し前のテレビニュースで、
長野県の高原野菜の出荷作業が映し出されました。
驚いたのは、多くが外国人労働者でした。
私が36年前?に従事した時は、外国人は1人もいませんでした。
今はそのような状況なのかと思いました。
退職したらどうするか?
私の頭にすぐに浮かぶのは、高原野菜の出荷作業です。
就職前に体験したあの作業を、再び体験したいと思っています。
それはきっと面白い体験になると思います。
可能だろうか?
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