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2020年5月20日 (水)

「長期ひきこもりの現場から」⑬ 「KHJ」は「Kazoku Hikikomori Japan」の略

  

今日は令和2年5月20日。

  

今朝も出勤前に1本。

  

前日に引き続き、

ドキュメント・長期ひきこもりの現場から

(石川清著/洋泉社)より引用します。

  

 

 (ひきこもりを抱える)家族の孤立化を防ぐことと、家族への

支援の充実は、ひきこもり問題の解決にきわめて重要だ。そうい

う意味で、専門家ではなく、当事者である家族の立場や状況に立

脚した、”親の会”の存在は重要だ。”親の会”は有益な情報公開の

場である。ほかの家族の成功例を知ることで、自分の家族の問題

の解決につなげることもできる。

 ”全国ひきこもりKHJ親の会”のことは、ホームページやほか

の書籍で詳しく紹介されているので、(後略)

(225p)

  

KHJ全国ひきこもり家族会連合会HP

「KHJ」は「Kazoku Hikikomori Japan」の略でした。

このサイトより一部引用します。

  

「全国の家族の皆さまへ」

      KHJ全国ひきこもり家族会連合会理事長(共同代表)
                 ながおか心のクリニック院長
                   中垣内正和(精神科医)

 当会は1999年、埼玉岩槻にて故奥山雅久氏によって創設され、

ひきこもりに取り組む唯一の全国的な組織として活動を重ねてま

いりました。相談先すらなかった時期を経て、いまやひきこもり

は、社会全体で取り組むべき課題として認識されています。

 創意工夫を続ける当会は、ひきこもり当事者やその家族にはな

くてはならない活動団体として幅広く認められています。 全国

の悩めるご家族の皆さま、どうぞ問題を家の中におかないで、当

会にご参集ください。次世代のために、ご自身のために、新しい

社会のために出会いましょう。

  

  

こういう団体があることを知ったのも、この本です。

不登校の保護者と接する時にはしっておかなければ。

   

  

 なんといっても親が死んだあと、子供の生活がどうなるかが心

配だ。直接的には経済的不安(お金の問題)がよく出る。さらに

突っ込んで尋ねると、経済的不安以前に、そもそもひとりで生き

ていくノウハウやスキル、経験、さらに相談相手など、あまりに

も”脆弱な生活力”や”生命力”にこそ、不安があることがわかる。 

 それなら、何ごとも自分でやってもらうように日ごろ家で実践

すればいいのだが、親の心理と習慣から、子供はいつまでも子供

だという。かわいそうな子供を放っておけないので、いつまでも

養うために頑張って子供に尽くしてしまう。なかには80歳にな

っても、50代のひきこもりの子供を養うために看護士として働

き、炊事、掃除、洗濯の世話をし続ける親御さんもいる。こうし

た関係を”共依存”と呼ぶこともある。

(227p)

  

「8050問題」と言われます。

※参考:ひきこもりクライシス 100万人のサバイバル 「8050問題」 求められる多様な支援

ここを読んで勉強しました。

 

う~ん、ここまで。

出勤準備します。

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